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2022年7月 3日 (日)

開幕式(1)

18時から、開幕式が行われました。

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Dsc_27941 (藤井棋聖)

Dsc_27891 (永瀬王座)

Dsc_28361 (関係棋士らも列席。奥から島九段、三枚堂七段、宮原三段、日本将棋連盟常務理事の鈴木大介九段、木村九段、竹部女流四段、小高女流初段)

Dsc_27821 (主催者あいさつ:産経新聞社会長の飯塚浩彦氏)

「盤上の戦いは我々をドキドキワクワクさせる戦いです。皆さんもそれを期待しておられると思います。棋聖戦はご承知の通り、藤井さんが最年少でタイトルを取られて、社会的現象になりました。そのときの棋聖の挑戦権を懸けた戦いは藤井さんと永瀬さんでした。藤井さんはタイトルを取ってから2年。いまは五冠と、すごいタイトルホルダーになっています。いまの将棋界を引っ張る二人だと思います。相手の手の内をよく知り尽くした戦いを繰り広げて、第1局では千日手が2回生じました。最後は永瀬さんが勝って、タイトル戦の連勝が止まりました。第2局は藤井さんが勝たれて、1勝1敗でこの日を迎えました。明日の勝者が王手をかける一戦です。昨年はコロナで人を集められませんでしたが、今回は多くの方がこられてありがたく思います。二人が熱い戦いを繰り広げてくださることを期待しています」

Dsc_28141 (主催者あいさつ:日本将棋連盟会長の佐藤康光九段)

「昨年に続いて、龍宮城スパホテル三日月で棋聖戦対局を行うということで、時間がたつのが早いと感じています。3連覇を目指す藤井棋聖に永瀬王座が挑戦しました。タイトル戦での対戦が初めてなのは意外でしたが、皆さんが待ち焦がれていたカードが実現しました。1勝1敗ですが、秘術を尽くした攻防が見られて、両者が力を出しきっている内容だと思います。昨年はコロナ禍で今年以上に制限が強かったですが、木更津の皆さんに熱烈な歓迎を受けました。将棋熱を感じた次第です。また、昨年は『将棋の日』も開催させていただいて、感謝申し上げます。お二人には十分休養して明日に備えていただき、名局を期待しています。ファンの皆様には、今日からイベントも始まっていますが、明日も大盤解説会や中継もありますので、皆様も一日将棋漬けで、ゆったり、たっぷり、のんびりと楽しんでいただけたらと思います」

Dsc_28171 (特別協賛社あいさつ:ヒューリック会長の西浦三郎氏)

「当社が佐藤会長から棋聖戦の特別協賛の話をいただいたときは、棋聖が羽生さんでした。それから順次変わって、藤井さんになりました。私共は白玲戦・女流順位戦を主催しています。いまは西山朋佳さんが初代の白玲です。また、再来年は将棋連盟100周年で、うちが千駄ヶ谷に土地を持っており、新しい建物に将棋会館を入ることになります。私も将棋が大好きで、高校に二段を取得しました。ヒューリックとして、文化部門として将棋を大事にしたいという思いがあり、お手伝いさせていただいています。いまは将棋が大変注目を浴びています。AIや歴史、文化をorではなくandで頑張ってほしいと思っています。明日は盤上で熱戦を期待しています」

Dsc_28311 (木更津市長の渡辺芳邦氏から、歓迎の言葉があった)

「龍宮城スパホテル三日月では昨年も棋聖戦の対局があり、また「将棋の日in木更津」というイベントも開いてくださいました。ホテル三日月さんのお力で、将棋文化が木更津に根づき始めています。立会人の島九段は、プロを育てようとご助力されています。少し木更津のPRを。ホテル三日月の目の前には、東京湾最大の干潟が見られます。昼間は引き潮だったと思います。海苔、アサリ、お米、そしてこれからはブルーベリーが取れる環境です」

Dsc_28481 (対局への意気込みを述べる藤井棋聖)

「龍宮城スパホテル三日月さまでは、前期の第1局でも対局をさせていただきました。今期は第3局ということで、昨年以上の緊張感を持っています。今年も海の眺めの素晴らしい対局室をご用意くださり、リラックスして対局に臨めればと思います。1勝1敗で迎えて、第3局から改めて三番勝負という形です。明日の一戦が大事になると思います。注目していただける一局になると思いますので、それに応えられる熱戦にしたいと思います」

Dsc_28591 (続いて、永瀬王座)

「こちらの龍宮城スパホテル三日月に伺うのは2回目です。前回は、子どもの頃に家族旅行で伺いました。子どもの頃の記憶で、鮮明なものばかりではありませんが、さまざまなお風呂があって、夢のように感じました。その思い出の場で対局できることをうれしく思っています。ここから三番勝負になりますが、引き続きしがみついていきたいと思います」

(睡蓮)

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