おはようございます。棋聖戦第2局の朝を迎えました。本日もよろしくお願いいたします。
対局スケジュールは下記の通りです。
09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
15:00 午後のおやつ
(今朝の新潟市は曇り。写真は「高志の宿 高島屋」の中庭です)
本局はABEMAで生中継されます。
解説者は飯島栄治八段、戸辺誠七段、聞き手は上田初美女流四段、安食総子女流初段。
【ABEMA 棋聖戦第2局】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/ErfuDAUsaKZUGF
(吟)
両対局者が決意を述べて退室したあと、第2局の見どころが語られました。本田女流三段が司会で、鈴木九段、木村九段、近藤正七段、中沢三段がステージに登壇しました。
鈴木九段
「永瀬さんの千日手は最近減っていた。藤井棋聖と戦うときに自分のストロングポイントが長期戦ということで、意識的に千日手を視野に入れて指したのかなと」
木村九段
「高島屋さんに来るのは十数年前に羽生棋聖に挑戦して(2009年、第80期五番勝負第1局)以来。第1局の千日手は、永瀬さんとしては藤井さんが後手番のときに何をやるか出方をうかがったということもあって、満足のいく結果だったと思う」
(近藤正七段)
師匠の原田から「アマチュアの方には良寛流、棋士には剣士流」という教えをもらったが、年を取ると棋士に良寛流をやってしまう。解説会では師匠の話や奨励会幹事を務めたときの話をできれば。
(閉会のあいさつは古田眞之・高志の宿 高島屋 代表取締役会長)
「明日の解説会の予約があっという間に埋まって、ファンの注目を感じる。明日の対局が滞りなく進むようお手伝いをさせていただきます」
本日の中継ブログの更新は以上で終了いたします。明日の第2局をお楽しみに。
(吟)
18時からは棋聖戦第2局の開会式が開催されました。
300年の歴史を有する岩室温泉にようこそ。対局するお二方には今宵、高島屋さんの料理と温泉で疲れを癒やしていただければ。
燕市は原田泰夫さんの出身地。高島屋さんには原田さんの「名局の宿」という揮毫がある。ぜひその揮毫にふさわしい対局を。
高島屋さんでの棋聖戦の第1回は昭和58年の第42期。明日の第2局は歴史の新しい1ページになる。
新潟には四段になりたての頃に原田先生のカバン持ちでうかがった。「界道盟」という言葉に感銘を受けたことを思い出す。
(吟)
藤井聡太棋聖に永瀬拓矢王座が挑む第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負。第1局は2度の千日手の末に、永瀬王座が指し直し局を制しました。
第2局は6月15日(水)に新潟県新潟市「高志の宿 高島屋」にて行われます。持ち時間は各4時間。第2局の先手番は永瀬王座です。
立会人は木村一基九段、副立会人は近藤正和七段、現地大盤解説会の聞き手は本田小百合女流三段、記録係は中沢良輔三段(飯野健二八段門下)、産経新聞観戦記は宮本橘さんが務めます。
※現地大盤解説会の予約受付は終了しています。キャンセル待ち、当日販売等はございません。
インターネット中継は、棋譜コメント入力が文、ブログを吟が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。
【主催:産経新聞社】
https://www.sankei.jp/
【特別協賛:ヒューリック株式会社】
https://www.hulic.co.jp/