開幕式(3)
両対局者が退出したあと、立会人の青野照市九段が明日の展望を語りました。
(立会人・青野照市九段)
私は静岡県の焼津市出身です。沼津にもよく来ていまして、一度は御用邸での対局を実現したいと思っていました。藤井さんと渡辺さんの沼津対局は、日本中から注目されると思います。最年少防衛、最年少九段の記録も懸かります。
ここまでの流れを見ますと、渡辺さんは藤井さんにちょっと苦手意識があり、それが対局に出ているイメージがあります。明日の対局では、渡辺さんがどのような気持ちで戦えるかが(結果に)作用するのではないかと思います。
(閉式のあいさつは、多家一彦・日本将棋連盟沼津支部顧問)
棋聖戦の沼津対局は今回で8回目になります。棋聖戦が沼津を売り出してくれたこと、将棋を通じて沼津の情報を発信できることに感謝の思いでいっぱいです。棋聖戦という言葉も沼津市民に定着しはじめています。今回はコロナ禍や大雨(沼津は本日、大雨・洪水警報が出ている)のなかでの開催となりましたが、記憶と記録に残る名勝負が繰り広げられると思います。
(書き起こし=牛蒡)
(玉響)