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2020年7月17日 (金)

一夜明けて(1)

こんにちは。第4局の中継ブログを担当しました潤です。
藤井聡太新棋聖誕生で幕が降りた第91期ヒューリック杯棋聖戦。決着局となった第4局の対局場である関西将棋会館では、大勝負の余韻の残る中、昨夜に引き続いて藤井新棋聖の記者会見が今朝行われました。その模様を掲載致します。

Photo_6 (藤井棋聖誕生から一夜明け、17日9時から改めて記者会見が行われる運びとなった)

Photo_7 (藤井聡太棋聖。昨夜同様、色紙を手にして会見席の前で掲げた)

―― 一夜明けて、どういった思いでしょうか?

藤井 タイトル獲得ということに関しては実感がありませんが、これから徐々にというところかなと。渡辺先生と五番勝負を戦えたことは、自分にとっていい経験になったかなと思います。

―― ご家族との連絡は?

藤井 昨日、電話で取りました。

―― なんとご報告を?

藤井 結果は知っていたので、短い言葉で。母には「よかったね」と言ってもらえました。

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―― 杉本師匠にはどのように?

藤井 昨日も会見で同席していただいたんですけど、非常に喜んでいただいて。先日、竜王戦のほうで対戦したんですけど、竜王戦のほうも頑張ってほしいと(笑)


―― 色紙に「探求」と揮毫。この思いについて

藤井 今回、タイトルを取りましたけど、将棋というのは本当に難しいゲームで、この立場に立っても分からないことばかりだなと感じるので、これからも探究心を持って盤上に向かっていきたいという思いです。

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―― 藤井棋聖という風に呼ばれることは慣れるでしょうか?

藤井 現状ではまだまだ慣れませんが、これからタイトルホルダーとして、勉強していきたいと思います。


―― 藤井棋聖は5人目の中学生棋士です。一部のファンからは中学生棋士は「タイトルを取るのは義務だ」と言われたりなどもあったりしましたが、ある意味で義務をひとつ果たされたことについては?

藤井 そのことについては自分としては意識していませんでしたが、ほかに中学生棋士となられた方は素晴らしい実績を残されたばかりですし、それに少しでも近づけたのはよかったと思います。これからもそういった先輩方の姿勢を見て、自分自身成長できたらなと思います。

 

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―― 棋聖のタイトル挑戦を決められたときの会見では、デビューから4年はもうそんなに経ったのかという風なことを仰っていましたが、改めて17歳11ヵ月でのタイトル獲得は、早かったのか遅かったのか、どのように感じていらっしゃいますか?

藤井 棋士になった段階ではタイトルというところを目指してはいたのですが、なかなか遠いものであって……。棋士になって3年半で、経験と成長ができて、今回の結果につながったのかなと思います。


―― 王位戦について聞かせてください。棋聖戦は五番勝負を勝たれて、今度は王位戦を第3局から棋聖として木村王位と相まみえることになりますが、意気込みはいかがでしょうか?

藤井 王位戦はここまで2局指して、木村王位の力強い指し手に苦しめられる場面も多かったので、そのあたりを反省して第3局につなげていきたいと思います。

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(潤)

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