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2020年7月

2020年7月16日 (木)

対局開始

Photo (9時、対局が開始された)

Photo_2 (初手▲7六歩を指す渡辺棋聖)

Photo_3 (初手が指されたあと、茶を口にする藤井七段)

Photo_4 (2手目△8四歩を指す藤井七段)

Photo_5 (3手目は▲6八銀が指された)

(潤)

本日のスケジュール

本日のスケジュールは以下の通りです。

9:00         対局開始
10:00        午前のおやつ
12:00~13:00  昼食休憩
15:00        午後のおやつ
???        終局

(潤)

ABEMA中継

本局の模様は、ABEMAの将棋チャンネルでもライブ配信されます。放送開始は8時30分。

【ABEMA 将棋チャンネル】
https://abema.tv/now-on-air/shogi
解説:久保利明九段、都成竜馬六段 
聞き手:本田小百合女流三段、室谷由紀女流三段

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(潤)

第4局は7月16日(木)に関西将棋会館で

渡辺明棋聖に藤井聡太七段が挑戦している第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負は、藤井七段が開幕から2連勝したあと、渡辺棋聖が1勝を返して第4局を迎えました。渡辺棋聖がさらに勝ってフルセットに持ち込むか、藤井七段が史上最年少(17歳11ヶ月)でのタイトル獲得を本局で決めるか。第4局は、7月16日(木)に大阪府大阪市「関西将棋会館、御上段の間」で行われます。
対局開始は9時。持ち時間は各4時間。先手番は渡辺棋聖です。立会人は桐山清澄九段。記録係は井田明宏三段(小林健二九段門下)が務めます。
本局の中継は棋譜コメントを飛龍記者、ブログを潤が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

【産経ニュース(将棋)】
https://www.sankei.com/life/newslist/shogi-n1.html
【ヒューリック】
https://www.hulic.co.jp/
【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/91/kisei202007160101.html

(潤)

2020年7月 9日 (木)

第4局は7月16日(木)に対局

五番勝負第3局は渡辺棋聖が制し、1勝目を挙げました。第4局は、1週間後の7月16日(木)に関西将棋会館で指されます。本日はご観戦いただき、ありがとうございました。

Dsc_24321 (渡辺棋聖。この1勝が反撃の狼煙となるか)

(睡蓮)

感想戦

Dsc_23631 (厳しく攻めて1勝目を挙げた渡辺棋聖)

Dsc_24441 (藤井七段はタイトル戦での初黒星となった)

Dsc_23881

Dsc_24281

Dsc_24241

Dsc_24051

Dsc_24501

(睡蓮)

藤井七段インタビュー

産経新聞(以下、産経) 本局は先手番でした。第1局と第2局は矢倉でしたが、今回は得意の角換わり腰掛け銀でいこうと思われていたのでしょうか。

藤井 そうですね。角換わりから腰掛け銀にしようと思っていました。

産経 開始からどんどん指し手が進みましたが、藤井七段としても研究範囲だったということでしょうか。

藤井 そうですね。途中まで考えたことのある局面でしたが、こちらの玉形が見慣れない形になって、うまくまとめられませんでした。

産経 どの辺りまでが想定の範囲内だったのでしょうか。

藤井 △9九角成(82手目)に▲7七桂で難しいイメージでしたが、△9九飛(90手目)と打たれて対応が分かりませんでした。そのあとにいくつかミスが出てしまったと思います。

産経 タイトル戦初黒星となりました。

藤井 今日の内容を反省して、次につなげたいと思います。第4局がまたすぐにあるので、いい状態で臨めるようにしたいです。

東京将棋記者会(以下、記者会) 大長考で▲9八銀(91手目)とされたところは、どのようなことを読んでいたのでしょうか。

藤井 (前手の)△9九飛が読みにない手で、形勢としてはいい勝負かと思ったんですけど、端玉であまりない形なので、そのあとはちょっとまとめ方が分からなかったです。

記者会 2勝0敗で迎えた本局でしたが、どのような心境で臨まれましたか。いつもと同じように指せたでしょうか。

藤井 自分としては普段通り臨めたかなと。途中で何回かミスが出てしまったのは、実力かなと思います。

(睡蓮)

渡辺棋聖インタビュー

産経新聞(以下、産経) 本局は後手番でした。藤井七段の角換わり腰掛け銀を想定して準備してこられましたか。

渡辺 そうですね。予定の本命というか。

産経 昼食休憩までに76手と、早いペースで進みました。どの辺りまで研究だったのでしょうか。

渡辺 そうですね。午前中はもちろん、予定の範囲内でした。ただ、そのあとは先手の手も広いので。△9九飛(90手目)くらいまでは考えたことがあったんですけど、変化が多いのであんまりきちんとは。

産経 △9九飛に▲9八銀と打たせて△6七馬としたところの手応えはいかがでしたか。

渡辺 合駒なら馬を逃げてという予定でやっていたので。

産経 やれるという感触があったのはどこでしょうか。

渡辺 △7八馬(112手目)と入ったところは指しやすいと思ったんですけど、終盤は読んでいない手がいっぱいあったので。

産経 次局の抱負をお願いします。

渡辺 とりあえず一つしのぐことができたので。依然としてカド番ですけど、この勢いで頑張れればいいかなと思います。

東京将棋記者会(以下、記者会) 本局は0勝2敗のスコアで迎えた大一番でした。どのような心境で臨まれましたか。プレッシャーを感じる部分はありましたか。

渡辺 状況が苦しかったので、開き直ってというか、思い切っていこうかなと。決めていたところはどんどん指そうと思っていました。

記者会 本局の勝利はご自身にとってどういう勝利だったでしょうか。

渡辺 作戦が当たったところはあるので、勝ち方の部類ではいいものではないでしょうけど、カド番で贅沢をいえる状況ではなかったので。結果に満足して次に向かいたいと思います。

記者会 終盤は慎重に指し進められました。

渡辺 想定を外れたところからいきなり終盤戦なので。時間がないと分が悪いなと思っていたので、そういう方針で進めていました。最後はちょっと上に逃げられるのをうっかりしてたんですけど、時間があったので冷静になれました。

(睡蓮)

渡辺棋聖制勝

20200709a_2

渡辺明棋聖に藤井聡太七段が挑戦する第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局は、19時12分に142手で渡辺棋聖の勝ちとなりました。消費時間は▲藤井聡3時間59分、△渡辺明3時間47分。渡辺棋聖がカド番をしのぎ、五番勝負は渡辺1勝、藤井2勝となりました。
第4局は7月16日に大阪市「関西将棋会館」で指されます。(銀杏)

渡辺棋聖が優位に立つ

20200709q図は18時25分頃の局面。後手が馬を6七から7八に入って、△9六歩▲8六玉△8七馬以下の詰めろをかけたところです。控室の形勢判断は後手はっきり優勢。次の▲9四歩で、藤井七段は一分将棋に入りました。

Dsc_22011 (渡辺棋聖)

(睡蓮)

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