もっと読む
« 2020年6月 | メイン | 2021年4月 »
(渡辺棋聖が注文した内山田の「スペシャルハンバーグセット」。この第4局用の特別メニューとのことだ)
(藤井七段が注文したやまがそばの「みそ煮込みうどん」)
(潤)
図の局面で渡辺棋聖が34分考えて昼食休憩に入りました。消費時間は▲渡辺1時間7分、△藤井1時間21分。昼食時の注文は渡辺棋聖が内山田の「スペシャルハンバーグセット」、藤井七段がやまがそばの「みそ煮込みうどん」。対局は13時に再開されます。
11時頃、控室では図の局面からどう指すかについて話されていました。
(桐山立会人、井上九段、本局の観戦記を担当する本間博六段がABEMAの解説を見ながら「どうやりまっか」と話し合っていた)
(久保利明九段と室谷由紀女流三段による解説。久保九段を見た井上九段からは「髭が似合ってますねー」の言葉が)
(控室のモニターに映し出された天井カメラ。藤井七段の黒の羽織は、白の着物がくっきりと透けていた)
上図の▲3五歩が渡辺棋聖の改良手順。第2局では9筋と1筋の交換がない形から、▲3五歩でなく、▲2四飛△2三歩▲2九飛の進行でした。本局は▲3五歩以下△同歩▲2四飛△2三歩▲2九飛(下図)と進んでいます。第2局では後に▲3五歩と突いたものの手抜きされた経緯があり、渡辺棋聖は本局では3筋を突き捨てておいてから飛車をさばく工夫を見せました。
(対局開始前、駒を並べ終えて余った歩を手にする渡辺棋聖)
本局は日本将棋連盟モバイルで棋譜中継のほかに、動画配信を行っています。日本将棋連盟モバイルにご加入の方は、Menuから「動画実験」を選択してご視聴いただくことが可能です。
【将棋連盟ライブ中継アプリ|日本将棋連盟】https://www.shogi.or.jp/lp/mr201704/
(日本将棋連盟ライブ中継アプリ)
(Menuから動画実験を選択すると、棋譜配信の下に本局の生動画が配信される)
10時すぎ、第2局から▲9六歩と△1四歩の交換を入れた形で渡辺棋聖が▲4五歩(上図)と同様の仕掛けを見せました。以下△同歩▲同桂△4四銀▲2四歩△同歩▲4六銀△2二角(下図)と進んでいます。端歩の交換と2筋の突き捨てを入れた以外は第2局と同一の進行で、桐山九段は「渡辺棋聖の研究でしょうね。端歩の交換がどこで生きてくるのかが注目です」と解説しました。
(端歩の突き合いを入れてから第2局と同様の仕掛けを見せた渡辺棋聖)
10時になり、午前のおやつが両対局者に出されました。藤井七段はオレンジジュースを注文。渡辺棋聖の注文はありませんでした。また、両対局者の控室には、ファヤージュ(焼き菓子)と、レモンのクリームサンドが運ばれています。
(両対局者の控室に運ばれているおやつ。ファヤージュ(右)とレモンのクリームサンド)
(藤井七段が注文した午前のおやつのオレンジジュース。こちらは対局室に運ばれている)
図は渡辺棋聖が▲9六歩と指した局面。第2局では▲4五歩と仕掛けており、渡辺棋聖のほうから手を変えました。控室では将棋連盟常務理事の井上慶太九段が来訪しており、「これで第2局とは別の将棋になりますね」と、今後について話しました。
(控室のモニターで進行を確認する立会人の桐山清澄九段)
(日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段は、主催紙記者に解説していた)
渡辺棋聖の先手で始まった第4局は、シリーズ3度目の矢倉戦へと進みました。図は9時30分頃の局面。藤井七段は第2局に続いて5筋の歩突きを保留する工夫を見せています。
(朝、対局開始を待つ藤井七段)
(8時46分、藤井七段が先に入室)
(8時47分、渡辺棋聖が入室した)
(一礼して駒が並べられ始めた)