18時より盛大な前夜祭が開催されました。
【両対局者入場】
【歓迎の挨拶】
鈴木 浩行・新潟市西蒲区長。
「豊島棋聖は昨年も熱戦を繰り広げてられまして、今年もこうしてお迎えられてうれしく思います。
渡辺二冠が2勝1敗で初の棋聖に王手をかけています。緊張感ある一番になるとワクワクしておりますが、今日は前夜祭ですのでゆったりしていただき、西蒲区のおいしい料理に岩室温泉につかって英気を養っていただいて、明日名勝負を繰り広げていただけたらと思います」
鈴木 力・燕市長。
「元日本将棋連盟会長の原田泰夫九段が燕市の出身で、名誉市民になられています。原田九段は高島屋を「名局の宿」と名付けられ、棋聖戦の立会人も多く務められました。そうしたご縁や私が将棋を好きでして、毎年前夜祭の誘いを受けているということです。実力者二人が対戦するということで、「名局の宿」で歴史に残るような名局を残されることを期待しています」
【主催者挨拶】
堀 晃和・産経新聞東京本社文化部長。
「私は第2局以降、主催者としてあいさつしていますが、高島屋はリラックスできます。といいますのは、私の初任地が新潟支局で、そのころから高島屋でお世話になっているからです。
高島屋は1983年に初めて棋聖戦のタイトル戦を行い、対局のないときもありましたが、現在まで続いています。これだけ続いている対局場はなかなかありません。
もう一つ、新潟と棋聖戦は縁がありまして、先ほど原田泰夫九段の話が出ましたが、1961年に日本将棋連盟の会長になられ、その翌年から棋聖戦が始まっております。当時の原田九段の尽力があって、棋聖戦が始まったということです」
森下 卓・日本将棋連盟常務理事。
「先ほど、堀部長とお話ししていたのですが、デジャブのように1年過ぎたと思っていました。私にとってはあっという間の1年でしたが、豊島棋聖は昨年のいまごろ、当時の羽生棋聖に挑戦してまだ無冠でしたが、そこから1年で三冠獲得してうらやましいものと思います。いまから29年前の1990年度に、当時18歳の屋敷伸之棋聖に24歳の私が棋聖戦で挑戦しまして、敗れてしまいましたが、こちらでも対局をしました。明日の対局は全国のファンが見守っております。お二人が素晴らしい名局、激闘を見せてくださることを期待しています」
(書き起こし=銀杏)
(八雲)