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2018年6月

2018年6月30日 (土)

前夜祭(4)

前夜祭の風景と料理の一部を紹介します。

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(白身魚こうじ焼きペルシェと鱈のフリッタ 白酒ソース)

Photo_2(鮑の雲丹ソース焼き 棋聖戦仕立て)

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(牛肉フィレのグリエ トリュフの香り 温野菜と共に)Photo_4 (マンゴームース パッションとベリーのソース 遊び駒)

Photo_5 (歓談開始から1時間ほど。依然壇上の前には長蛇の列)

(康太)

前夜祭(3)

花束の贈呈が終わると、両対局者はいったんは降壇。青野照市九段が登壇します。
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(青野九段の音頭で乾杯。以降は自由歓談の時間となる)

「沼津倶楽部は、全国でも有数の素晴らしい対局場です。また、将棋に興味を持ち、羽生棋聖と豊島八段の顔を見にいこうという皆さまのおかげで、本日のこの盛り上がりがあると思っています。私は産経新聞さまの「夕刊フジ」で金曜に連載させていただいているのですが、この将棋のことを「最強の二人の対決である」と書かせていただきました。明日は現地大盤解説会が行われる「沼津市若山牧水記念館」にも足をお運びいただければと思います」

(康太)

前夜祭(2)

Photo_36(歓迎の挨拶が終わると、対局者が登壇)

Photo_37(地元小学生の永井大雅くんと永井ゆらさんが両対局者に花束を贈呈)


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(そのまま大雅君、ゆらさんを挟んでの記念撮影。いい思い出になったかな?)

Photo_39(対局者の決意表明。まずは羽生棋聖から)

「沼津での棋聖戦は6年連続(6回目)となり、沼津対局もすっかり定着したかなと思っております。今年は暑くて、梅雨も明けたそうです。将棋は暑いときでも寒いときでも、盤と駒さえあれば、世代を越えて楽しめるものです。私も最近は若い人たちとの対局も増えました。大きな刺激であり、日々発見があります。明日は全力を尽くして、将棋の魅力や面白さを見せることができればと思います」

Photo_40(豊島八段)

「私は沼津にくるのは3年ぶりで、前回も棋聖戦の対局でした。対局場は趣きがあり、とても落ち着いた場所なので、集中して対局できたと記憶しています。明日は、自分にとっても重要な対局になります。自分らしく、思いきりよく指したいと思います」

(康太)

前夜祭(1)

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Photo_30 (司会は林茂樹・棋聖戦第3局開催実行委員会委員長が務める)

Photo_31 (宇野統彦・棋聖戦第3局開催実行委員会副委員長が開会の挨拶)

「羽生棋聖には今年4月、講演のために沼津にきていただきました。大ホールが満員になり、立ち見も出るほどの盛況でした。本日も、北海道から沖縄まで、たくさんの方においでいただいております。サンケイツアーズの観戦ツアーにご参加の皆さまも含め、最後までお楽しみいただければ幸いです」

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(堀晃和・産経新聞社東京本社文化部長の主催者挨拶)

「私は昨年もごあいさつさせていただきましたが、今年も大勢の方にお集まりいただきました。ここに来ると将棋熱の高まりを実感します。将棋界のレジェンドである羽生棋聖、いま最ものっている棋士の豊島八段、明日の第3局は大変注目されると思います。
羽生棋聖は将棋年鑑のアンケートで、「世の中で最も怖いものは何か」という問いに「常識」と答えておられました。かっこいいです。豊島八段には先ほど聞いてみましたが、「何と書いたか忘れてしまいました」とのことで、怖いものはないのかもしれません。明日はお二人から常識をくつがえすような手が出るのではないかと期待しております」

Photo_34 (日本将棋連盟の鈴木大介九段)

「着席形式で360人もご参加いただいた前夜祭は、私も記憶にございません。静岡、沼津の将棋熱を感じます。棋聖戦は産経新聞社さまの主催で、今年からヒューリック株式会社さまにも特別協賛としてお力添えいただくことになりました。棋聖戦がますますパワーアップしていくものと思っております。また、この沼津対局では、日本将棋連盟沼津支部さま、第89期将棋棋聖戦第3局開催実行委員会さまが主催に加わり、多数のご後援もいただいております。ご尽力いただいた皆さまに感謝申し上げます。将棋連盟としても、棋聖戦を盛り上げていきたいと思っております」

第3局主催:産経新聞社、公益社団法人日本将棋連盟、日本将棋連盟沼津支部、第89期将棋棋聖戦第3局開催実行委員会
特別協賛:ヒューリック株式会社
第3局後援:沼津市、沼津市教育委員会、沼津商工会議所、沼津市商工会、NPO法人沼津観光協会、一般財団法人沼津倶楽部、公益社団法人沼津牧水会、株式会社プロジェクトN

Photo_35 (頼重秀一・沼津市長より歓迎の挨拶)

「羽生棋聖、豊島八段、来賓の皆さま、市内外からお越しの皆さま、ようこそ沼津においでくださいました。心から歓迎いたします。また、6年連続で棋聖戦を沼津で開催していただき、感謝申し上げます。会場の沼津倶楽部は、国の有形文化財に登録され、その周囲は千本松原という素晴らしい景観に囲まれています。ここで対局が行われるのは、沼津市民として誇りに思います。明日の一戦を通じて将棋を愛する方が増え、それにあわせて、沼津の素晴らしさもPRできればと願っております」

(康太)

2018年6月29日 (金)

検分

揮毫が一通り終了すると、関係者は対局場に向かい、検分を始めました。用意された3組の駒から、どの駒で明日の対局を行うかも、ここで決定されます。

Photo_24 (検分の様子。斎藤明日斗四段のまえに置かれている駒も候補だ。使用される駒は明日の昼食休憩で紹介する)

Photo_25(現在棋聖位10連覇中の羽生棋聖。沼津倶楽部での棋聖戦は6年連続6回目だ)

Photo_26 (第86期以来、2度目の棋聖戦挑戦となる豊島八段)

Photo_27(対局室の気温にも気を配る。とはいえ、特に問題はなさそうだった)

Photo_28 (検分は15分ほどで終了)

(康太)

揮毫

三島駅で新幹線を降りた一行は、バスで対局場の「沼津倶楽部」に向かいました。到着してしばし休憩後、羽生棋聖と豊島八段は扇子や色紙に揮毫を始めます。

Photo_17(羽生棋聖)Photo_16(挑戦者の豊島八段)

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Photo_21(羽生棋聖は色紙には「泰然自若」「玲瓏」と揮毫した)

Photo_22(豊島八段は色紙に「夢」と揮毫)

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(康太)

第3局は静岡県沼津市で開催

羽生善治棋聖に豊島将之八段が挑戦する第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負。第3局は6月30日(土)に静岡県沼津市「沼津倶楽部」で行われます。ここまでは羽生棋聖、豊島八段が1勝ずつ。勝ったほうが棋聖位に大きく迫り、五番勝負の天王山ともいえる一戦です。
第3局の先手は豊島八段。対局開始は9時。立会人は青野照市九段、副立会人は勝又清和六段。記録係は斎藤明日斗四段が務めます。

インターネット中継は棋譜・コメント入力を牛蒡、ブログを康太が担当します。よろしくお願いします。

Photo_1329日、前夜祭会場から見た沼津市

(康太)

2018年6月17日 (日)

感想戦

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五番勝負第3局は6月30日(土)、静岡県沼津市「沼津倶楽部」で行われます。

(文)

2018年6月16日 (土)

ファンの前で振り返る

終局後、インタビューに答えた両対局者が大盤解説会に登場。ファンの前で一局を振り返り、次局に向けての抱負を語りました。

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(文)

終局直後

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■羽生善治棋聖
――本局を振り返って。
羽生 早く角と銀を持ち合う形になったんですが、そのあとお互いに動きづらい局面が続いて、△5四銀と上がられてみると模様が悪いような感じがしました。
――△5四銀の手前までは構想に沿っていたのでしょうか。
羽生 似た実戦はあったんですけど、△3一玉から△5四銀の組み合わせは気がつかなかったですね。
――勝ちを意識したのは。
羽生 ▲4三桂を見つけて。
――第3局に向けての抱負をお願いします。
羽生 いいコンディションで次局を迎えられればと思います。

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■豊島将之八段
――本日、一局を振り返って。
豊島 最後でうっかりが出てしまったので、よくなかったと思います。△4八銀がよくなかったので、△4二銀打と打って、飛車を殺して長期戦にすれば、ちょっと悪いかもしれないですけど、まだ長かったので。
――△4八銀と打ってから「△4二銀打とすればよかった」という感じだったのでしょうか。
豊島 △4二銀打と初めから打つつもりだったんですけど、考えているうちに……。△4八銀は危ない手だと思ったんですが、うっかりがあったので。
――これで1勝1敗になりましたが、次局に向けて。
豊島 切り替えて頑張りたいと思います。

(文)

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