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2016年6月

2016年6月 3日 (金)

まもなく昼食休憩

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(控室では村田智穂女流二段と淡路仁茂九段の師弟が検討している)

119

(村田智穂女流二段。大盤解説会の聞き手を務める)

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(継ぎ盤の駒も、熊澤良尊さん制作)

(翔)

永瀬六段、長考

飛車取りの△2五歩に対して▲2八飛と引いた局面で永瀬六段が長考しています。代えて▲2九飛では、後に△2四飛~△2六歩が、△2七歩成▲同金△3八角の先手になります。

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▲2八飛でも△2四飛が候補手の1つです。

(翔)

10時半のおやつ

10時半におやつが出されました。

114

(羽生善治棋聖の注文はホットコーヒーのみ)

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(対局室の前でカップに注がれていた)

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(永瀬拓矢六段からは、「和菓子を多めに」とリクエストがあった。またこのあと「氷なしのアイスコーヒーを2つ」と注文があったそうだ)

(翔)

横歩取り

局面は横歩取りに進んでいます。

015

096

(控室には本局の駒を制作した熊澤良尊さんが持参した盤駒が並んでいる。井上慶太九段、糸谷哲郎八段、観戦記担当の伊藤能六段が継ぎ盤を囲む)

099

(井上慶太九段、淡路仁茂九段、糸谷哲郎八段)

(翔)

対局開始(3)

082

(9時、対局開始)

086

(初手は▲7六歩)

093

(2手目は△3四歩)

(翔)

対局開始(2)

060

(羽生善治棋聖)

053

(永瀬拓矢六段)

064

(桝田悠介三段による振り駒)

067

(しっかりと駒を振る)

068

(駒が絹布の上で踊る)

070

(歩が3枚出て、羽生棋聖の先手に決まった)

(翔)

対局開始(1)

019

(8時40分くらいの対局室)

023

(永瀬拓矢六段が入室)

031

(永瀬六段)

040

(羽生善治棋聖も入室)

044

(羽生棋聖が駒袋から駒を出す)

(翔)

羽生善治棋聖の先手で対局開始

振り駒の結果、歩が3枚出て羽生善治棋聖の先手になりました。初手は▲7六歩でした。

090

(対局開始時)

(翔)

第87期棋聖戦五番勝負第1局 まもなく対局開始

おはようございます。本日9時から第87期棋聖戦五番勝負第1局が行われます。

開幕局は2016年6月3日(金)、兵庫県洲本市(淡路島)「ホテルニューアワジ」で行われます。持ち時間は各4時間で、先後は振り駒で決まります。

立会人は淡路仁茂九段、副立会人は糸谷哲郎八段、大盤解説会聞き手は村田智穂女流二段、記録係は桝田悠介三段(井上慶太九段門下)がそれぞれ務めます。観戦記担当は伊藤能六段です。

9時から、ニコニコ生放送で中継があります(動画配信は8時50分から)。解説は鈴木大介八段、聞き手は安食総子女流初段です。

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第87期棋聖戦五番勝負第1局を開催するホテルニューアワジでは、下記の通り大盤解説会が行われます。

日時 2016年6月3日 14時~
場所 ホテルニューアワジ (NAVITIMEによるルート案内
解説者 糸谷哲郎八段
聞き手 村田智穂女流二段
参加費 1500円(コーヒー券付)
問合・申込 「ホテルニューアワジ」 TEL:0799-23-2200

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本日もよろしくお願いいたします。

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(ホテルから見える風景)

011

009

(ホテルのプール)

(翔)

2016年6月 2日 (木)

前夜祭(8)

272

(棋士による明日の戦型予想)

257

(淡路仁茂九段)

265

(糸谷哲郎八段)

285

(村田智穂女流二段)

村田 明日の戦型予想です。対戦成績は過去に3局指して永瀬先生の3勝0敗ということです。

糸谷 横歩取りが1局で、あとは(永瀬六段が先手で)初手▲7六歩に△8四歩の将棋だったそうです。

淡路 羽生棋聖は一昨日に名人戦があって、名人を失冠されたんですけど、それからすぐの対局です。相当な気合を入れて臨まれると思います。見てるほうとしては楽しみですが、どうでしょうか。非常に調子が悪い状態なんですけれども。

村田 スケジュールも忙しいですよね。名人戦は天童で、中1日でこの淡路島に移動です。

淡路 対局が多いのは、別段、いま始まったことではないですよ。10年も20年も前から、1週間に3局指すこともありましたから。大山先生(故・康晴十五世名人)が全盛時代に名人を失冠されたのが47歳。中原先生(誠十六世名人)は50歳ぐらいになってタイトルを獲られて、世代交代がありました。やっぱりどんなに強い棋士でも年齢による衰えというのは必ず来きます。ただ羽生棋聖は若さを感じるんですよ。衰えているというような雰囲気が全然ないので。常に若い人が挑戦してきますけど、それに対応するような将棋を指されてるじゃないですか。

糸谷 そうですね、最新形を指されていますよね。

淡路 だからね、そんなに簡単に第一線から退くようなことはないと思ってるんですよ。若い世代が出てくる、羽生世代が頑張る、ということが何年も続いて。私の予想としては、これからの将棋界はタイトルをいろんな世代の棋士が獲り合うような戦国時代がやって来るんじゃないかと。面白い時代になると思います。どうですか、糸谷さん。

糸谷 やはり若手もだいぶ力をつけてきたと思いますので、羽生世代にどんどん挑戦していく時代になると思います。

村田 明日の対局はどうですか。まず振り駒から行われるんですよね。

糸谷 相居飛車になることは間違いないと思います。横歩取りは名人戦でたくさん指されましたし、羽生棋聖が後手番なら2手目に△8四歩と突いて矢倉になるのではないかと思います。

村田 では、永瀬挑戦者が後手の場合はいかがですか。

糸谷 これはもう横歩取りになるのではないかなと。やはりご本人も研究の行き届いている戦法でしょうし、いまの居飛車党にとっては後手番のエース戦法ですからね。平均的に見て、勝率が高いです。

淡路 永瀬さんが後手番なら横歩取りをやる可能性は高いと思っています。ただ先手番の場合、角換わりもひょっとしたらあるんじゃないかなという気もするんですけどね。

村田 振り駒のある対局はどのような準備をしますか。

糸谷 一応、両方の準備はします。ただ最近の居飛車の先手番は相手の戦型を追うだけなので、主に後手番の戦型を考えることが多いですね。

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(出番が終了し、やり切った表情を見せる糸谷八段)

(翔)

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