花束贈呈、対局者挨拶
両対局者は「とよたPR大使」から贈られた花束を受け取り、第2局を迎えての挨拶を述べた。
■森内俊之竜王
本日はこのような心のこもった、熱烈な歓迎をいただきまして、ありがとうございます。この「ホテルフォレスタ」での棋聖戦は10年目ということなんですが、たまたま私が前回出たのが10年前でして、ちょうどタイミングがずれておりましたので、こちらに来ることができて嬉しく思います。先ほどこちらに参りましたが、とても開放的でいいところで、快適に過ごせるかなと思っております。
明日からいよいよ対局が始まりますが、ちょっとこの4月から自分自身は負けが込んでいるんですけど、直近の将棋でいい内容で勝つことができたので、これから上向いていくんじゃないかなと楽観的に考えています。明日は土曜の開催ということで普段以上に注目していただけるのではないかと思いますので、さらにいい内容の将棋を指していけるように頑張りたいと思います。
最後になりますが主催の産経新聞社さま、地元の関係者の方々を始めとするすべての皆さまにお礼を申し上げて、私からの挨拶とさせていただきます。
■羽生善治棋聖
第85期棋聖戦第2局の前夜祭をこのように盛大に開催をしていただきまして、まことにありがとうございます。こちらでの棋聖戦は10回目ということで、すっかり棋聖戦の対局場として定着しているという印象です。先ほどフォレスタでの棋聖戦の紹介でのVTRでもありましたが、それを見ながらさまざまなことを思い出していました。ただ、まさか今日バスから降りてくる写真まで使われるとは思いませんでした。そのスピーディーさには感動しました。
棋聖戦はですね、持ち時間が4時間という非常にスピーディーな棋戦ですので、明日は子どもの大会も開催されることですし、将棋の魅力を伝えていければいいなと思います。この対局の開催にあたりましては主催であります産経新聞社さま、豊田グループの皆さま、豊田市の皆さま、関係者の皆さまにはお世話になります。どうぞよろしくお願いします。
(書き起こし=吟、写真=文)