花束贈呈、対局者挨拶
■羽生棋聖
「棋聖戦第4局の前夜祭を、このように盛大に開催していただきまして、まことにありがとうございます。主催の産経新聞社さま、また地元の方々には大変お世話になります。こちらの高島屋さんの方では、いままで数多くの対局をしていただいておりまして、そういう意味では検分も、ほとんどしなくてもいいのではというくらいでして。非常に安心して対局が出来る場所です。こちらでは4年ぶりということですが、久しぶりに来ても以前とは変わりない風景を見て、ホッとしたところもありました。またこちらの対局では、原田泰夫九段が必ず立会いでいらっしゃっていて、とめどなく話されると、まあそういうことも思い出しております(笑)。明日は大きな対局なのですが、自分らしく精一杯指して、皆様に面白いと思ってもらえるように頑張りたいと思います」
■渡辺竜王
「今回の新潟対局でお世話になります産経新聞社さま、また地元の関係各位のみなさまにはお世話になります。大変厚く御礼申し上げます。こちらには以前に一度寄らせていただいたことがありまして、平成20年の棋聖戦の観戦で来ました。今回は5年ぶりで、対局者で来ることができまして、うれしく思っています。こちらは将棋界でも非常におなじみの宿ですし、安心して対局に打ち込めるのではないかなと思います。まったくの余談なのですが、最近ちょっと足を痛めまして、今回こちらの温泉で療養しようかなと(笑)。今晩は大変おいしい食事やお酒をいただいていますし、このあとも温泉に入ってリフレッシュして、明日の対局を迎えたいと思っております。棋聖戦五番勝負もいよいよ第4局、終盤戦ということになりますので、より一層集中して内容のよい将棋を残せるように頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」
(書き起こし=烏、写真=文)