2019年7月12日 (金)

第9期リコー杯女流王座戦(主催:株式会社リコー、特別協力:日本経済新聞社)本戦、加藤桃子女流三段-鈴木環那女流二段戦。
対局は7月12日(金)東京・将棋会館「雲鶴」で10時に開始されます。
持ち時間はチェスクロック使用で各3時間。使いきると60秒未満での着手になります。先後は振り駒で決定されます。

本局の中継は吟が担当します。どうぞよろしくお願いします。

【株式会社リコー】
http://www.ricoh.co.jp/
【日本経済新聞社】
https://www.nikkei.com/

2019年7月10日 (水)

感想戦は1時間15分ほど行われ、19時ちょうどに終了しました。

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以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦ありがとうございました。

次回の中継は明後日11日(金)の加藤桃子女流三段-鈴木環那女流二段戦です。

20190710m191手で、中井女流六段が上田女流四段をくだしました。終局時刻は17時44分。消費時間は▲中井3時間0分、△上田3時間0分(チェスクロック使用)。
勝った中井女流六段は、ベスト8進出が決まりました。次戦では加藤桃子女流三段-鈴木環那女流二段戦の勝者と対戦します。

Dsc_43861 (苦しい将棋を耐え抜いて逆転勝利を収めた中井女流六段)

Dsc_43921 (敗れた上田女流四段)

20190710k図は17時30分過ぎの局面。いつの間にか、後手の攻めがかなり細くなりました。一方の先手からは次に▲8三香成△同金▲7二金という寄せがあります。形勢は逆転して、中井女流六段の勝ち筋に入ったようです。

Dsc_435301 (中井女流六段)

20190710j図は17時の少し前の局面。互いに持ち時間を使いきっての秒読みの中、まだまだ激戦が続いています。ただ、図の△5五角はかなり厳しい攻防の一着。上田女流四段が勝ちに近づいていると思われます。

Dsc_43501 (上田女流四段)

20190710h図は15時10分頃の局面。上田女流四段が△6七銀と露骨に銀を打ち込み、先手の囲いの金をはがしにいったところです。後手は自玉が鉄壁のため、攻めさえつながれば勝ちが見込めます。上田女流四段が着実にリードを広げているといってよさそうです。

Dsc_43741 (上田女流四段)

20190710g図は14時35分頃の局面。次の△7六銀を狙った△4九角に対し、中井女流六段は19分の熟考で▲4四飛と持ち駒の飛車を中段に放ちました。浮かびにくい一着ですが、代えて▲8八桂などで単純に△7六銀を防ぐだけではまずいと見ての勝負手でしょうか。

Dsc_43311 (中井女流六段)

20190710f図は14時5分頃の局面。後手の上田女流四段が、16分の考慮で△5五歩と合わせたところです。以下は▲8五歩△5六歩▲4八銀△4九角が予想される進行ですが、後手が攻め手に困ることがなさそうなのに対し、先手は▲5一飛や▲4一飛と一段飛車を打っても、まだ後手玉への響きは薄い形。中継室の渡辺正和五段(本日の東京対局の立会人)は現状は後手ペースという見解です。

Dsc_43811 (上田女流四段。このまま厳しい攻めを繰り出していきたい)

20190710e図は13時10分頃の局面。休憩明けの一手は8五の歩を取る△8五桂で、以下は▲5九角△4五歩▲2六角△6三飛▲3五歩△6五歩という進行です。互いの駒がぶつかり、本格的な戦いに入りました。

Dsc_43251 (中井女流六段)