2019年6月 3日 (月)

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11時過ぎ、加藤女流2級が△7五歩~△6四銀と7筋から動きを見せました。次は(1)△7六歩▲同銀△7二飛と攻める順や、(2)単に△7二飛と圧力を加える手が狙いになっていそうです。対する山田女流四段はどう迎え撃つでしょうか。

Photo_10(後手番の加藤女流2級が先攻した)

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藤井女流1級の中飛車に対し、塚田女流初段は持久戦を目指しました。

図は▲3八銀と上がった局面。先手は玉の囲いを保留して、穴熊を牽制するのが狙い。

すでに実戦例はなく、藤井女流1級が工夫の駒組みを見せています。

Pen33722(初手▲7六歩を着手する藤井女流1級)

Pen33724(4手目△3四歩を着手する塚田女流初段)

※この写真の撮影には、PENTAX K-3 II を使用しております。

対局開始から約40分、図の局面まで進行しました。

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戦型は相居飛車で、山田女流四段の多用する雁木に対し、加藤女流2級が△7三銀と上がって仕掛けの気配を見せました。図の▲3六歩に対し、加藤女流2級の手が止まっています。

Photo_8 (開始前。山田女流四段が駒袋を開ける)

Photo_9(開始前の加藤女流2級)

2019年6月 2日 (日)

第8期リコー杯女流王座戦は二次予選が、6月3日(月)に開幕します。3日は1ブロックの山田久美女流四段-加藤結李愛女流2級戦と、10ブロックの塚田恵梨花女流初段-藤井奈々女流1級戦が行われます。両対局の勝者は本戦に進出です。
両対局ともに東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使いきると秒読み60秒。先後は振り駒で決定します。

中継は1ブロックを康太、10ブロックを玉響が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。