（9時40分頃の御上段の間。まだ両対局者の姿はない）
（記録係を務める石川泰三段）
（芙蓉の間。本日は対局がなく、電気は消されていた）
（こちらは御下段の間。同じく対局がなく、電気は消されていた）
（御下段の隣の和室。普段は使用されることはなく、ここを通って通路に向かう）
2014年7月14日 (月)
戦型は香川女流王将の石田流に
振り駒の結果先手番は石本アマに決まりました。本局では振り飛車党の石本アマが３手目に▲２六歩と突き居飛車の方針を示した手に対し、香川女流王将は△３五歩と石田流で対抗する姿勢を示しました。
（対局室入り口のボードに張られている本日の対局プレート。本日の対局は本局のみ）
対局開始前（１）
（先手の石本さくらアマ）
（後手の香川愛生女流王将）
2014年7月13日 (日)
香川愛生女流王将ー石本さくらアマ戦
第４期リコー杯女流王座戦は本戦１回戦が進行中。７月14日（月）は香川愛生女流王将ー石本さくらアマ戦をお送りします。香川女流王将は初の本戦出場。また石本アマは前期に続いての本戦入りです。 対局は関西将棋会館にて10時開始予定。持ち時間は各３時間。先後は振り駒にて決定されます。なお勝者は２回戦で、加藤桃子女王と対戦します。
本局の棋譜・コメント入力担当は太郎記者、ブログは潤が担当します。 よろしくお願いいたします。
香川愛生女流王将 石本さくらアマ（写真は前期の対局写真）
2014年7月11日 (金)
本日の棋譜用紙
本局に勝利した清水女流六段は、次に西山朋佳奨励会初段と２回戦を戦います。
次回の女流王座戦中継は、７月14日（月）の香川愛生女流王将－石本さくらアマ戦です。
こちらの対局も、是非ご観戦下さい。
（本日の記録用紙）
終局時刻は17時32分。
消費時間は▲甲斐２時間44分、△清水２時間57分。（持ち時間、各３時間）
感想戦の様子
清水女流六段「終盤までずっと難解な勝負だと感じていました。４筋をどちらが有効に使えるかが非常に重要な将棋で、例えば先手から有効なタイミングで４筋に（▲４四桂や▲４四香などと）打たれると厳しいのですが、本譜はこちらが△４六歩（82手目）と４筋を有効にいかすことが出来ました」
（勝利した清水女流六段。終盤まで防御を固め、カウンター一閃で勝利を収めた）
（敗れた甲斐女流二冠）
（感想戦は１時間程行われた）
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。
終局直後の様子
清水女流六段２回戦へ
122手まで清水女流六段が制し、２回戦へ駒を進めた。
終局は17時32分、消費時間は▲甲斐２時間44分、清水△２時間57分。
松尾七段の見解（終盤戦）
（千葉幸生六段と一緒に終盤戦を検討する松尾七段）
松尾七段「後手の反撃が厳しかったですね。先手は飛車と角が５五歩で止まっているので、すぐ後手以上の攻めを用意するのが難しい状況です。これは、後手が優勢になったと思います」
千葉六段も同じ意見で、形勢判断は後手優勢でまとまった。
後手、反撃に出る
長考の結果、先程のブログ記事にあった△６七歩成（74手目）を甲斐女流二冠は▲同銀と取った。
そこから△１六飛▲１三歩成△１七歩▲１二と△１八歩成▲３九玉と激しい攻め合いになったが、ここで後手から△４六歩と厳しい反撃が飛び出した。【図】
（１）▲同銀と取ると、△同飛と銀を取られてしまう。
（２）▲５八銀右と引くと、△２九と▲同玉△４七桂の攻めや、△９三角の追撃が厳しい。
次の△４七歩成が厳しいので、この△４六歩を手抜くことも難しい。ここまでは先手が攻める展開だったが、終盤戦に入ったところで後手のカウンターが炸裂したようだ。