2012年7月 6日 (金)

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(図から)▲4五銀とぶつければ恐ろしく激しい戦いになる可能性を含んでいる。以下△同銀▲4四歩△4六歩▲4三歩成△4七歩成▲3二と△3七と▲同金△3二飛(参考図)が進行の一例だ。先手の▲4四歩は厳しい手だが、後手は玉の遠さを生かして△4六歩から一直線の斬り合いに持ち込む。駒を取り合って△3二飛で一段落した局面の形勢は難しそうだ。
(以上、46手目の棋譜コメントより)

※本譜は▲4五銀ではなく、46手目△4四同銀から▲6四歩△同歩▲4五歩△3三銀と進みました。

_40png_2互いに銀冠の堅陣に組みました。先手は右桂を跳ね、後手は香の頭に玉がいるため、穴熊に発展させる余地はありません。そろそろ歩がぶつかる頃合いでしょう。

先手の攻め筋は▲6五歩~▲4五歩。後手は△7二飛~△7五歩、あるいは△3一角~△8六歩でしょうか。銀冠は上部に厚い陣形のため、駒がぶつかりやすい形ともいえます。


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_24png_2 振り飛車党の中村女流1級は四間飛車に構えました。対する清水女流六段は左美濃を採用。先後や部分的な形の違いはありますが、清水女流六段は前期の中村真梨花女流二段戦でも左美濃を採用しています。


【第1期リコー杯女流王座戦準決勝▲清水-△中村真】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/ricoh20110921-01.html

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