カテゴリ「第29期竜王戦七番勝負第3局」の記事 Feed

2016年11月 8日 (火)

感想戦

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ファンの前で

両対局者は感想戦の前に、大盤解説会場に移動して感想を述べました。渡辺竜王は△4六歩(102手目)としたために、▲4五角(109手目)と打たれたのでどうだったか、と話していました。丸山九段は序盤の▲8六角(37手目)を「ちょっと……」と振り返り、終盤は「ずっとわからなかった」と話しました。

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終局直後

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■丸山忠久九段
「序盤で問題があった気がしますが、どこで形勢がよくなったかはわからないです。(2勝1敗になって)一局一局、全力を尽くして頑張りたいと思います」

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■渡辺明竜王
「固められそうだったので動いていったんですが、あまり成算はなかったですね。終盤はちょっといいのかなと思った場面もあったんですが、それも一瞬という気がします」

丸山九段が大激戦を制す

20161108amaruyamawatanabetouryou図の局面で渡辺竜王が投了しました。終局時刻は19時47分。消費時間は、▲丸山7時間59分、△渡辺7時間59分。
丸山九段が超スローペースからのねじり合いを制し、シリーズ成績を2勝1敗としました。第4局は11月21・22日に鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われます。

攻防の絶好打

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丸山九段の放った▲4五角(109手目)は絶好の角打ち。攻防に利いています。ここで△2九竜は▲8三角成△同金寄▲7二とで速度負け、△7八成香▲同銀△2九竜は▲6九香で攻めが届きません。先手が勝ちに近づいていると見られています。19時12分、渡辺竜王も一分将棋に入りました。

丸山九段、一分将棋に

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先手は金銀4枚の堅陣ですが、攻めの細さが気がかりです。△7三金直(96手目)に▲7一角は角が手に入れば詰めろになりますが、駒の入手が難しい状況では、どれほど威力があるのか判断が難しいところ。「次がないからなあ」と佐藤康九段。「ここの一手は超重要です」と話しました。18時31分、残り2分だった丸山九段は一分将棋に入りました。

開戦

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いよいよ戦いに入りました。▲5五歩(77手目)で丸山九段の残り時間は2分、渡辺竜王の残り時間は57分。控室では玉の堅さでまさる先手を持ちたいという見解ですが、形勢の差はほとんどないと見られています。

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究極の我慢合戦

17時20分ごろ、佐藤康九段がニコニコ生放送に電話出演しました。佐藤康九段はここまでの展開を「究極の我慢合戦です」と表現。「主導権は渡辺竜王にあります。いまは渡辺竜王のほうを持ってみたい。ただ、まだ駒がぶつかっていませんので、今後の展開が見えないですね」と話しました。2日目の17時を過ぎてもまだ駒がぶつからないのは異例のスローペース。箱根で行われた第2局の終局は18時37分でしたが、本局はさらなる長期戦が予想されます。

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女将に聞く

滝の湯の女将、山口隆子さんにタイトル戦の思い出について聞きました。滝の湯で初めて開催されたタイトル戦は、1984年11月14・15日に行われた第23期十段戦七番勝負第3局。中原誠十段に米長邦雄王将が挑むシリーズでした(肩書は当時)。

「初めてのことで何もわからなかったのですが、読売新聞の山田さん(当時の将棋担当は山田史生記者)につきっきりで教えてもらいました。米長さんは迎えを断られたのですが、到着が遅い。心配して3人くらいで表に立っていると、後ろから『いらっしゃいませ』と声がしまして。米長さんでした。裏口から入ってこられたのですが、この裏口は途中で社員食堂を通ります。あとで従業員に聞くと、米長さんが突然現れて『おいしそうだなー』といいながら食堂を通っていったそうです」

羽生善治三冠の初タイトル戦は、1989年の第2期竜王戦七番勝負。その第2局が滝の湯で行われました。羽生六段(当時)は和服を着るのが第1局以来2回目だったにもかかわらず、着付けを頼む前にある程度、自分で和服を着ていたそうです。山口さんは「知識の吸収力がすごい。棋士の方は『浅く広く』ではなく、『深く広く』なのだなと感じました」と羽生三冠の印象を語りました。

渡辺明竜王が初めて竜王を獲得したのは2004年のこと。「就位式で奥さまに抱かれている赤ちゃんを見て、まだ20歳なのにすごくしっかりされている方、と思いました」と山口さん。

これまでのタイトル戦で印象的だった一局については、「ひとつひとつ思い出がありますが」と前置きしたうえで、1994年の第7期竜王戦七番勝負第6局、羽生六冠誕生の一局を挙げました。これは「竜王の間」の改装後に初めて行われた対局です。

山口さんは最後に「たくさんの方に支えられて、いまがあります」と頭を下げました。当時の記憶を懐かしそうに語る山口さんの、柔らかい笑顔が印象に残っています。

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『3月のライオン』スタンプラリー

棋士が主人公の人気漫画『3月のライオン』と天童市がコラボレーションしたスタンプラリーが、11月11日から始まります。「天童市公式ホームページ」内で詳細が告知されています。

控室には作者の羽海野チカさんが訪れ、関係者に取材をしていました。

【山形県天童市/3月のライオン スタンプラリー meets 天童】
http://www.city.tendo.yamagata.jp/tourism/kanko/sangatsu_no_lion_stamp_rally.html

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