カテゴリ「第23期竜王戦七番勝負第2局」の記事 Feed

2010年10月27日 (水)

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【現地控え室の検討】
▲5七角が有力。以下△8三飛▲8四香△5三飛▲3四桂△同金▲8一香成(A図)なら先手が良いという。

【東京・将棋会館、鈴木大介八段を中心とした検討】
▲5七角△7四飛▲7五香△6五桂▲4八角△8四飛▲7三香成△5七銀(B図)でどうかが調べられている。ただ桂は渡したくない駒なので、あまり打ちたくないといったニュアンス。

【棋譜解説チャット・飯島七段の指摘】
東京の検討の手順中、▲4八角でなく▲6六角(C図)でどうか。

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(文)

16時から放送されているBS中継。15時40分過ぎには、解説会場でリハーサルが行われた。

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(会場内の様子)

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(笑顔がのぞく和やかな雰囲気)

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(リハーサルの最中は真剣な表情)

(文)

Ryuou2010102691_2 図は91手目▲4六桂の局面。渡辺竜王は44分の長考で△2五成銀としましたが、▲3四桂△同金の味が悪く、控え室では「ほかの手が良いのではないか」という意見が多いです。島九段と森下九段の検討で、▲4六桂に△4五銀打▲3四桂△同銀▲5七角△7四飛▲7五香△8四飛▲7三香成(飛車が詰んでいる)に△9二桂!(参考図)の自陣桂が森下九段発見の妙手。(1)▲8四角△同桂なら△9六桂が厳しいし、(2)▲7五銀も△7三桂▲8四銀△6五桂が絶品のさばきです。

(銀杏)
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(左から松尾歩七段、千葉幸生六段、鈴木大介八段、伊藤真吾四段、長岡裕也四段)

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(大盤解説の鈴木八段を中心に検討されている。「金取り逃げるべからず」の珍格言も飛び出したが、すぐに却下された)

(烏)

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図は15時15分頃の局面。羽生名人は、馬切りから手にした桂馬で3四の地点を攻めている。羽生名人の▲8四同馬(85手目)に、居合わせた棋士はみな驚いている。要の駒と思われていた馬が桂と交換になったことで、控え室が判断する形勢は先手持ちから後手持ちへと傾いた。

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(15時10分頃、中村女流1級=左と森内九段=右が検討中)

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