カテゴリ「第22期竜王戦七番勝負第1局」の記事
2009年10月15日 (木)
自宅解説・長岡裕也四段の感想
自宅解説・阪口悟四段の感想
序盤は挑戦者の森内9段が意欲的な指し回しで指しやすいように感じました。しかし少し局面が動くと有効な攻め筋がなく、結局は▲3四銀(71手目)と無理攻めを余儀なくされたように思いました。そこからは渡辺竜王が局面をリードしてたように思いましたが、終盤は両者秒読みの中どちらが勝ってもおかしくない大熱戦になりました。
私が1番印象に残ったのは渡辺竜王の△5五銀(76手目)と打った手です。
▲4三歩成~▲1一角成と香を取られたら難しいと判断されたのだと思いますが、銀をぼろっと取られるのでなかなか打てないです。私なら何も疑わず、ノータイムで△3五銀と歩を取っていたと思います。△5五銀が好手で渡辺玉が安定しました。
竜王戦の第1局目という大一番でネット解説できたことそして大熱戦の将棋を見れたことを嬉しく思います。2日間ありがとうございました。(四段・阪口悟)
自宅解説・山本真也五段の感想
感想戦(いろいろ)
感想戦(森内九段)
感想戦(渡辺竜王)
終局直後のコメント
「ちょっと負けになったかと思ったのですが、わからなかったです。最後、即詰みが発見できたので勝ちになったと思います。1日目は作戦負けにしたと思いましたが、チャンスを待つような将棋になりました。(2日目の)夕方に一瞬よくなった気がしたんですが、またすぐにおかしくなって、よくわからなかったです。2局目以降も引き続き頑張ります」(渡辺明竜王)
「ずっと攻めさせられるような感じで、自信がなかったです。最後は何かあるかと思ったのですが…終始押され気味でしたね。1日目は積極的にいったのですが、8筋で一歩持たれたのが大きく、うまくいかなかったと思います。終盤はちょっとチャンスがきたかと思いましたが、ずっと押され気味でした」(森内俊之九段)
(翔)