2011年12月12日 (月)

自陣角vs自陣飛車

20111212_6615時50分、清水女流六段が△3四飛(図)を着手。瞬間、控室で嘆息とも悲鳴ともつかない声が上がった。▲5四角に△同飛を用意した受けの手だ。検討ではこの飛車は敵陣に打ち込んで攻めに使うものだと思われていただけに、意外、もっと言えば疑問との見解が出ている。後手が受けに回るようだと、先手の駒得が生きやすい展開になる。この一手で控室は先手持ちのムードになってきた。

【Twitter解説:金井恒太五段】
「△3四飛! ひねり出した感のある手ですが、やや苦しげな印象も否めません。現局面はやや先手良しと見ました。駒得している先手としては、▲7五銀などとゆっくり指してみたい気がします」

(文)