後手が積極的な姿勢を見せる 11時30分過ぎに丸山九段の指した△7二金を見て控室がざわめきました。意味としては「△6五歩▲同歩△同桂といったときの▲7三角を防いでいる意味でしょう」と飯塚七段。ただ、玉飛接近型なので「普通はあまり見られない形」とのこと。このあとは△3一玉と囲うよりも、早めに仕掛けて主導権を握りにいくと見られています。ここまでの消費時間は▲渡辺53分、△丸山1時間25分。 1日目午前中、丸山九段が早い仕掛けを目指す積極的な駒組みを見せた。
駒と駒箱 本局のために用意された駒は3種類。いずれ劣らぬ名品揃いですので、使用駒以外の2種も紹介します。 こちらは静山作・源平衛清安書。昭和33年の作品で未使用。盤作りの2大名人といわれた故・前沢長太郎氏の所有。これだけ古い名品が未使用で残されているのは非常に貴重だ。当時はいまよりも駒が小さめに作られており、今回は使用が見送られた。 こちらは影水作・錦旗書。昭和30年代に大山康晴十五世名人がお世話になった方に贈呈したもので、やはり貴重な未使用品だという。 駒箱も御蔵島産のクワの一品。非常に美しい仕上がりだ。