つらい反省 形勢混沌という状況が続いていましたが、佐々木五段の▲5七玉(87手目)が実戦的な好手だったと、広瀬八段は見ています。ここから△6九竜▲6八金△6七歩成▲同金△6六歩▲6八金に、△6七歩成と打った歩を成り捨てる反省が出ました。以下▲同金に△8三玉(96手目)では、後手がつらい流れです。 後手が猛烈な追い上げを見せましたが、現状は先手の優位が再びはっきりしました。
怪しい雰囲気 阿久津八段の粘りが奏功しつつあるようです。佐々木五段は攻め続けていますが、少し前のように、すぐに後手玉が寄るような状況ではなくなりました。阿久津八段が△7二玉(80手目)と早逃げしたことで、遊び駒だったはずの棒銀が守り駒として輝いてきました。後手が追い上げています。先手優勢だった流れから、怪しい雰囲気が出てきました。 (昼食休憩明けの佐々木五段。踏みとどまれるか)
遊び駒には触らない 阿久津八段が粘り強く抵抗しています。佐々木五段は▲6六角(67手目)と据えて▲3三角成の桂取りを狙いました。阿久津八段は△3二歩と受けます。そこで▲8四角(参考図)がうまい手に見えますが……。 これは△8四同飛なら▲4二銀打までの詰みを見た手。しかし、角を取らずに△5三金と銀を外されてしまいます。遊んでいた棒銀と、寄せの要の銀との交換は明らかに先手が損。実戦は▲8四角ではなく、▲4四銀成△6五歩▲5四成銀と進みました。 遊び駒には触らず、玉頭を押さえるのが急所。形勢はやはり佐々木五段がリードを保っているようです。 (写真は昼食休憩明けの阿久津八段。粘りは実を結ぶだろうか)