2017年9月 8日 (金)

Dsc_3335a(終局直後の特別対局室。すでに両対局者で言葉を交わしていた)

Dsc_3339a(7期ぶりの七番勝負出場を決めた羽生二冠。永世竜王を懸けたシリーズに臨むことになる)

Dsc_3357a(松尾八段はあと一歩及ばなかった)

Dsc_3343a (感想戦の前に、主催者によるインタビューが行われた)

◆羽生二冠の談話

――激しい戦いが続いた将棋でしたけれども、どの辺りで優勢を意識されましたか。

羽生 最後までちょっと分からなかったですね。際どい攻防が続いて。最後、3六に角を成った局面(122手目)は勝ちなんじゃないかと思ったんですけど。本当に最後の最後ですね。

――永世七冠に挑戦するシリーズになりますけれども、どのような心持ちで臨まれますか。

羽生 竜王戦の七番勝負は久しぶりなので(7期ぶり)、気持ちを新たに臨みたいと思います。

――永世七冠はあまり意識されずに。

羽生 そうですね。まだこの将棋が終わったばかりなので、特にいまのところは。

――渡辺竜王との七番勝負は久しぶりということになります。

羽生 そうですね。前は2010年なので、間は空きました。大分、時間がたちましたので、なんといいますか、また違った面白さの出るシリーズになればいいのかなと思っています。

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◆松尾八段の談話

――本局を振り返っていかがですか。

松尾 戦いが起こってすぐ駒を損したんですけど、難しいか、少し指せるかなという感じでいました。ただ、ちょっとその判断が間違っていたのかもしれません。中盤はねじり合いでしたけど、その辺りでミスをしてしまったかなあという感じがしています。

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126手で羽生二冠が制し、第23期以来の竜王戦七番勝負登場を決めた。終局時刻は22時29分。消費時間は▲松尾八段4時間59分、△羽生二冠4時間57分。
第30期竜王戦七番勝負第1局は東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で10月20・21日(金・土)に行われる。

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図は22時20分頃の局面。この△5六銀成に▲同玉なら、△4五金が自玉を広くしつつ、先手玉を追い詰めるすこぶる味のよい手になります。終局間近といってよさそうです。

20170908o互いに残り時間が30分を切り、指し手のペースが上がっています。図は21時27分の局面。控室では、激戦ながら現状は後手がリードしているのではないかといわれています。

Dsc_3328a(控室の検討にも熱が入っている)