13時50分ごろ、図は着手から25分が経過した局面で、棋士室を訪れている大石直嗣七段は以下のように見解を述べました。
「近藤さんは見慣れない筋で攻めていきましたね。それに対して、藤井さんは悩ましいタイミングで△8六歩と突っ掛けました。▲8六同銀だと8筋に香を打ちやすくなります。▲8六同歩だといつか△8五歩を狙われそうですが、こちらを中心に対局者は考えられているのではないでしょうか。以下△2八角▲2九飛△1七角成▲1四歩△1八馬(参考図)という展開が予想されます。その反撃筋をやる前に8筋の歩を突き捨てたほうが得だと、藤井さんは判断されたのでしょうね。私でしたら、現局面はどちらかといえば後手を持って考えてみたいです。攻めている場所が先手玉の筋なので、そこをポイントとして見たいです」(52手目、棋譜・コメント欄より一部抜粋)



図の△1四歩は37分の長考でした。以下▲1四同香△同香▲1五歩に藤井七段は△8六歩と8筋に手をつけました。ただ後手は歩切れであり、▲8六同歩のあとの構想が注目されます。











