2019年7月 8日 (月)

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時刻は21時30分を過ぎ、木村九段は攻防の飛車を打ちました。さらに△7九銀が回れば先手陣もいよいよ危なくなってきます。佐藤九段としては、その余裕を与えずに厳しく迫りたいところでしょうか。残り時間は▲佐藤天九段27分、△木村九段32分と、ほとんど互角です。

20190708c_3さらに進んで図の局面。木村九段は穴熊の猛攻を受け続け、いかにも危険な状況。しかしこの底歩が強く、先手が決めるのも簡単ではありません。流れは確かに先手ですが、実際の形勢に差はほとんどなさそうです。

Photo_49 (モニターに映る両者)

20190708a_420時過ぎ、図の局面まで進みました。佐藤九段は端角を打ち、3五銀と6二玉を同時に射程に入れます。以下(1)△4四銀引には▲4五桂、(2)△4四銀上には▲4五歩、(3)△3四銀には▲4三歩成△同金▲2四飛という順で、先手の攻めが続きそうです。次第に佐藤九段のペースになってきたでしょうか。

20190708m夕食休憩の局面から、▲3五歩△4四歩▲4五歩(図)と進行。先手は5五歩を取らず、3、4筋から駒をぶつけて暴れていきました。陣形差は歴然なので、先手は後手の守備網を破れば優位に立てそうです。反対に玉形の薄い後手は押さえ込みを目指すことになるでしょうか。

Photo_43(佐藤九段は陣形差を生かして食いつきを目指す)

Photo_47 (木村九段は薄い玉形で佐藤九段の攻めを迎え撃つ。得意の展開かもしれない)

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18時、図の局面で佐藤九段が18分使って夕食休憩に入りました。消費時間は、▲佐藤九段3時間29分、△木村九段3時間1分。夕食の注文は木村が「チラシ(並)」(千寿司)、佐藤が「ビーフストロガノフ+半熟卵」(Le Carre)。対局は18時40分に再開されます。

Photo_42(夕食休憩時。佐藤九段は席を立たずに考え続けている)