2019年8月23日 (金)

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△7六桂と木村九段が反撃しました。ただ、▲6九玉に△8九角(△7八角成▲同玉△6八金▲同銀△8八飛の狙い)は、▲5九玉と早逃げされて受け流されやすいので、一気に寄せるというわけにはいきません。後手玉は▲6六桂と打たれると受けがなくなるので、その前に自陣に手を入れることになりそうです。

Dsc_0426(朝の木村九段。気合が入っていた)

57▲2二歩は2時間6分の大長考。控室では、▲2二歩に代えて▲2二銀成△4七歩成▲2一成銀も検討されていました。

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▲2一成銀は▲7六桂△7五玉▲6六金の詰めろ。後手玉が狭いので受けにくいようですが、▲2一成銀に△5七と▲同玉△6五桂打▲6八玉△5七角▲6九玉△7七桂不成▲同金△6五桂の攻防手があります。

68王手で上部を開拓し、最後に△6五桂と金取りで7三の逃げ道を作れば、後手玉はかなり安全になります。豊島名人が長考して▲2二歩を選んだのは、この変化を踏まえてのものだったかもしれません。

Dsc_0502_2(控室で検討する高野秀六段)