2019年9月 5日 (木)

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時刻は20時50分、直前の豊島名人の▲4五桂に、木村九段が△4四銀とかわしたところです。これには▲9七桂が詰めろ竜取りでぴったりに思えますが、対して△6八銀の勝負手が繰り出されました。

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以下▲6八同玉に△8八竜と追及してどうなっているのか。「怪しいよ、これは。逆転の気配がするね」と鈴木九段。検討も再び盛り上がりをみせており、勝負はわからなくなってきているようです。

Photo_48(控室にはいったん退室した青野九段の姿も)

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豊島名人は29分使って▲2四桂と打ちました。以下△9七銀不成に▲3二金と打って後手玉を端に追い詰め、寄せに入っています。いよいよ終局が近そうです。

20190905f_3図は木村九段が△4一香と打って▲4三歩成を受けたところ。「これには▲2四桂(参考図)が厳しいでしょう」と、控室の鈴木九段は指摘します。

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以下(1)△2四同歩は▲同歩△同銀▲2三歩などで、(2)△9七銀不成は▲3二金△1三玉▲6四馬で、手厚く寄せきれると見られています。

20190905e_3豊島名人は4五歩を拠点に駒を打ち込み、後手玉にシンプルに迫っていきます。控室にはさらに鈴木大介九段、宮田敦史七段が来訪して後手の粘る手段を模索していますが、▲2四桂や▲5五馬の切り札もあって厳しい情勢のようです。

Photo_45 (左=宮田敦史七段、右=鈴木大介九段)

Photo_46(松尾八段、中村真女流三段と継ぎ盤を囲む)Photo_47 (木村九段は劣勢を打開できるか)