2020年10月23日 (金)
2020年10月22日 (木)
封じ手の様子
羽生九段が60手目を封じる
時刻は18時を回り、図の59手目▲5四歩の局面で、羽生九段が次の一手を封じました。封じ手の考慮は36分。1日目の消費時間は▲豊島竜王3時間41分、△羽生九段3時間53分です。
筋のいい手
17時25分、「このまま封じ手もあり得るか」と言われ始めたところで、豊島竜王が▲5四歩と指しました。控室では、「筋のいい人は▲5四歩」と言われていた手です。
「次の手は難しいところですよ。この局面で確実に封じ手になるでしょうね。もしかすると18時になってもすぐに封じないかもしれません」と青野九段。候補手としては△3六歩が最有力と見られていますが、少し前に青野九段が指摘していた△8六銀もあるようです。また、受けの手なら△3二銀打が考えられるようです。
この手を見た羽生九段は棋譜を手に取って、しばし眺めてから前傾姿勢を強めて考え出しました。なお18時を回ると次の手を封じますが、18時ちょうどに封じなければいけないわけではありません。手番の棋士は、18時以降も指す手が決まるまで、持ち時間の許す限り考えることができます。
大盤解説組到着
16時過ぎ、明日の大盤解説会を担当する三枚堂達也七段と和田あき女流初段が現地入りしました。和田あき女流初段は、来て早々におやつの食レポを依頼されて、早速お仕事です。羽生九段が注文した「クラシックショコラ」は、口当たりが柔らかく食べやすいと好評でした。
なお、今日は和田あき女流初段の妹で、9月にプロデビューしたばかりの和田はな女流2級が東京・将棋会館で女流公式戦の対局中です。将棋連盟ライブ中継アプリで中継されていますので、どうぞご覧ください。