2007年11月27日 (火)

11月28日、29日に第20期竜王戦七番勝負第5局が行われます。場所は、将棋の駒の生産地としても名高い天童市。
第4局を勝った渡辺竜王は、3勝をし、防衛まであと1勝。一方の佐藤二冠は、後がなく、苦しいながらも、この踏ん張りどころで勝って、反撃の狼煙をあげたいところです。

 さて、こちらのサイトでは、七番勝負の模様を画像と文章でレポートします。第20期竜王戦中継サイト の中では、説明しきれない詳細情報や周辺的な捕捉情報を掲載しております。ぜひご覧下さい。

2007年11月22日 (木)

感想戦のポイントです。
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第1図は53手目▲8六歩まで。
この数手前に打たれた△5四角が絶好の位置で、「ここでは自信がなかったです」と渡辺竜王。しかし、佐藤二冠は1日目の時点で局面に不満があったようです。封じ手の局面を検討しているときに「マイナスの手しかないと思った」とまで語っていました。

ここで△6五歩▲同歩△同桂が両対局者の気付かなかった手順。以下▲6七金には△4五桂▲同歩△3三銀▲3五歩△3四銀▲同歩に△6四角が藤井九段指摘の好手(参考図)。

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▲6四歩などの嫌味を消しつつ、
▲6六歩には△5六歩を狙って味のいい攻防手です。「大変ですね」と渡辺竜王。
プロの感覚では穴熊を攻めるために桂馬を8・9筋に使いたいので、
△6五歩▲同歩△同桂の筋は盲点になるようです。
△6五同桂の攻めは将棋連盟の職員の方が発見した手だったそうで
「プロは考えにくい。アマチュア的」という両対局者。
しかし、検討を進めてみると「▲8六歩と突いちゃったので、(△6五同桂の筋は)理に適っていますね。見えないですね」と感心していました。

この後は少しずつ渡辺竜王がリードし、73手目▲7五歩が決め手。
「あっち(8七)に使うのを全然うっかりしていました」と佐藤二冠。
ここからは検討することなく、スラスラと手順を並べるだけでした。

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(本局の棋譜用紙です)

(銀杏)

両対局者の終局直後の談話です。

渡辺竜王の話
「角を打ち合ったところは自信はなかったです。と金ができてなんとかなるかなと思いました。角が使えてからはうまくいったかなと思います。(防衛まであと1勝ですが、という問いに)引き続き頑張りたいです」

佐藤二冠の話
「1日目から作戦負けっぽかったですね。もう少し早く動かなければいけなかったかもしれません。(次局は?との問いにしばらく考えてから)…闘志を燃やして指したいと思います(言い終わった後、首を傾げわずかに顔をしかめた)」

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(笑顔の多い渡辺竜王(左)。首を傾げる佐藤二冠(右))

(桜木)