2020年11月11日 (水)

開催予定だった福島市「吉川屋」で18時から「歓迎の夕べ」が開催されました。

Dsc_0103(ステージに和服で登壇した豊島竜王)

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「本日は多くの方にお集まりいただきまして、ありがとうございます。今回は対局をお見せすることができず残念に思っていますし、申し訳なく思っています。この会に参加していただいている方には、少しでも楽しんでいただきたいと思いまして、明日からの対局で着る予定だった和服を着てきました。このあとは竜王戦のこれまでの解説をして、皆さまに楽しんでいただければと思います。体調不良は誰にでも起こることですし、羽生九段の1日も早い、体調の回復をお祈りしていますし、自分自身も気をつけていかねばと思っています。福島の温泉やフルーツを楽しみにしてきましたので、英気を養って、次の対局に向けて頑張っていければと思います。最後になりますが、長く主催していただいている読売新聞社さま、特別協賛の野村ホールディングスさま、また協賛企業の方や第4局の開催にご尽力いただいた方に、厚く御礼申し上げます」

11月12、13日(木、金)に、福島県福島市「吉川屋」で行われる予定だった第33期竜王戦第4局は、挑戦者の羽生善治九段が体調不良を訴えたため、延期することが決定しました。
第4局は11月26、27日(金) 鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行われる予定です。
詳細は下記にてご確認ください。

【第33期竜王戦七番勝負第4局延期のお知らせ】
https://www.shogi.or.jp/news/2020/11/334.html

 

2020年11月 8日 (日)

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以上で第3局のブログ中継を終了致します。ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。
第4局は11月12・13日(木・金)に福島県福島市「穴原温泉 吉川屋」で行われます。本局同様、そちらにもご期待ください。それでは失礼致します。

【豊島将之竜王】

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――相掛かりの将棋でした。封じ手のあたりではどう考えておられたか。
「封じ手は▲9五同歩だと思いました。52手目△5六歩まで考えていて、そこで形勢がよく分からなかったです」

――98手目△2六香のあたりは。
「その前のところは予想していたより先手玉が安定してしまったので、失敗してしまったのかと思いましたけど、104手目△2五歩と突くところまで進むと先手玉を危なくできたので……形勢は分かりませんが、少し前と比べれば難しくはできたと思います。ただそのあと、おそらく112手目△2一香と打ったところは寄せ間違えたかもしれません」

――終盤は際どい勝負でした。勝ちを意識されたところは。
「詰みを発見したところです。162手目△4二歩のところは何かあったとは思うのですが」

――2勝1敗とリードしました。
「次局がすぐにありますので、コンディションを整えて頑張ります」

【羽生善治九段】

Img_9777_p_habu――本局を振り返って。
「終盤は何かあったかもしれません。ただ分からなかったですね」

――98手目△2六香あたりは豊島竜王がよいと控室でいわれていましたが、そのあと羽生九段が逆転したとの見解もありました。
「そうですね、難しくはなっていると思いましたが。攻められたときの応接に問題があったのかもしれません」

――次局に向けて。
「変わらず、大切に対局をしたいと思います」