2021年8月12日 (木)

Dsc_0965(対局再開前)Dsc_0966 (ふと窓を見た。本日の千駄ヶ谷は曇り空。特別対局室からは鳩森神社、新宿の高層ビルを眺めることができる)

Dsc_0977(対局が再開されると、永瀬王座は記録係に消費時間を尋ねてから▲1八香を着手した)

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12時、図の局面で永瀬王座が14分使って昼食休憩に入りました。消費時間は☗永瀬53分、☖藤井51分。昼食の注文は永瀬王座が「骨付き鶏もも肉のガーリックローストセット」と「ホットコーヒー」(アンフォラ)、藤井王位・棋聖が「豚しゃぶ(バンバンジー)弁当」(鳩やぐら)。対局は12時40分に再開されます。

Dsc_0940「骨付き鶏もも肉のガーリックローストセット」と「ホットコーヒー」

Dsc_0941「豚しゃぶ(バンバンジー)弁当」

読売新聞に掲載される観戦記は、上村亘五段が担当します。そちらもぜひご覧ください。

今日の読売新聞朝刊に掲載されている観戦記は、決勝トーナメントの梶浦宏孝七段(4組優勝)と青嶋未来六段(5組優勝)による一戦です。高野秀行六段が執筆しています。

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相居飛車の最新形が予想されましたが、永瀬王座は意表の三間飛車を採用しています。角道を止める三間飛車はデビュー当時の得意戦法で、とにかく丁寧に受ける指し回しが特徴でした。とはいえ、近年は居飛車党で最新形を指しこなし、特に主導権の握りやすい先手番で振り飛車を用いたので、練りに練った作戦といえそうです。

これまでの対戦成績は永瀬1勝、藤井4勝。相居飛車は藤井王位・棋聖が全勝ながら、昨年の第70期王挑戦挑戦者決定リーグは永瀬王座が後手で角道を止める四間飛車で勝っています。

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▲5八金左は11時前の局面です。振り飛車のトレンドは3八玉型からの地下鉄飛車や2九玉型のトーチカで、永瀬王座の新鋭のときはなかった作戦です。

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(永瀬王座の三間飛車。控室では驚きの声が上がった)