2014年8月 1日 (金)

Ni64▲糸谷-△行方戦は、先手が攻め、後手が受け、と攻守がはっきりしている。先手は金桂交換の駒得で攻めている。わるくないように思えるが、歩切れが気になるところ。上図は香取りと歩成りを見せられて忙しい。

Hg56▲羽生-△郷田戦は5筋の攻防が続いている。駒の損得はなく、先手は馬ができた。後手は金銀の厚みで押しこめるか。
16時30分ごろ、片上大輔六段が中継室へ。2局とも先手持ちのニュアンスで話している。ちなみに片上六段と糸谷六段は同門。片上六段が兄弟子である。

E003 (片上大輔六段)

Kesshou(第27期竜王戦決勝トーナメント)

竜王戦決勝トーナメントは第19期から現行方式になった。以降、左の山(1組優勝者がいる側)には「4・5・6組優勝者は1組5位に敗れる」という有名なジンクスがある。
実は右の山にもそれに近いデータがある。挑戦者決定三番勝負に進んだのは、第22期は2組優勝、それ以外はすべて1組の棋士。2組2位や3組優勝者はこの壁を突破できていない。糸谷六段が勝てば3組優勝者では初めてのことになる。ちなみに旧方式だった第7期は、行方八段(当時四段)が6組から挑戦者決定三番勝負に進んでいる。

【右の山の三番勝負進出者】
第26期 1組2位 森内俊之
第25期 1組2位 山崎隆之
第24期 1組2位 久保利明
第23期 1組3位 羽生善治
第22期 2組優勝 森内俊之
第21期 1組2位 木村一基
第20期 1組2位 佐藤康光
第19期 1組3位 佐藤康光
(段位・肩書きは略)

51522局とも図で手が止まっている。敵陣に向かって駒が伸びて、局面は中盤戦に入っている。じっくり時間をかけて読むべき難所を迎えているようだ。手を止めているのは郷田九段と行方八段。どちらも長考派で知られる棋士である。

Hg51▲羽生-△郷田戦、図は後手の駒が前に伸びてきているが、先手も敵陣に角を打ち込む楽しみがある。後手はその前になにかしらの戦果を得たい。
14時20分ごろ、高橋道雄九段が中継室へ。高橋九段は矢倉の大家。▲羽生-△郷田戦をひと目みるなり「めずらしい形ですね」と話した。38手目△5二飛では△5五歩がよくある進行だったという。

E006 (高橋道雄九段。今日は取材のために将棋会館を訪れたそうだ)

千駄ヶ谷駅は開業110周年を記念して、さまざまなイベントを行っている。駅構内には昔の千駄ヶ谷駅周辺の写真が掲示されていた。また千駄ヶ谷の名所をまわるスタンプラリーも行われている。将棋会館はそのポイントのひとつ。玄関ロビーにスタンプが用意されている。

E007 (千駄ヶ谷駅開業110周年関連イベント)

E005 (将棋会館入口にあるスタンプ。将棋を指す姿がデザインされている)