△2二角に▲7六金(1時間7分)△3四歩(47分)▲7九角△5五歩▲6六歩(25分)と進んでいます。
後手の狙いは△5六歩▲6五歩△5五角です。以下▲3八飛は△7八歩が痛打になるので、▲2九桂が予想されます。
△2二角に▲7六金(1時間7分)△3四歩(47分)▲7九角△5五歩▲6六歩(25分)と進んでいます。
後手の狙いは△5六歩▲6五歩△5五角です。以下▲3八飛は△7八歩が痛打になるので、▲2九桂が予想されます。
中盤の難所を迎えています。後手は△7七歩成を権利にしていますが、桂を渡すと▲3四桂や▲4四桂が厳しいのでタイミングが難しいです。
図で▲7六金には△5五歩が好手。以下▲6六歩△5六歩▲6五歩△5五角と進みます。
▲3八歩は△8八角成ですし、▲3八飛は△4六歩で△5七歩成と△8八角成の狙いが受かりません。
12時、図の局面で八代七段が18分使って昼食休憩に入りました。消費時間は☗八代1時間9分、☖三枚堂27分。昼食注文は八代七段が「豚しょうが焼き弁当」(鳩やぐら)、三枚堂七段が「ゴーヤーチャンプルー弁当・ご飯大盛り」(鳩やぐら)。対局は12時40分に再開されます。
戦型は矢倉模様で、後手が最新の急戦策を採用しています。▲4六銀に△7二飛が昨年から注目されている指し方です。
一見、飛車が攻めに使いにくいようですが、△7五歩▲同歩に△6五桂、また△8五桂と攻める含みがあります。△8五桂に▲6六銀なら△6五歩、▲8八銀なら△7五飛で勢いが増します。
三枚堂七段が実戦で迎えるのは初めて、八代七段は今年5月の第93期ヒューリック杯棋聖戦一次予選▲八代弥七段-△遠山雄亮六段戦で経験があります。その将棋は▲5六歩に△4四歩▲3五歩△7五歩▲同歩△4五歩▲3七銀△3五歩▲同角△7六歩▲8八銀△6五桂▲6六歩△同角▲6七金と進み、結果は先手勝ちです。
本局は▲8八銀まで前例を踏襲しましたが、三枚堂七段はそこで△5二金と手を変えました。
攻めずに玉形に手を入れ、△6五桂から△7五飛に期待しています。先手は角のにらみが主張で、▲4四桂と打てるため△6五桂に受けに回る楽しみがあります。
(勝った梶浦七段)
(161手目▲8七竜がぴったりで激戦を制した)
(敗れた青嶋六段)
(「序盤で苦しくしました」と振り返る。終盤は追い上げたかに見えたが届かなかった)
(感想戦の模様)
以上で本局の中継は終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。次回の中継は7月1日(木)の八代弥七段(2組2位)-三枚堂達也七段(3組優勝)戦です。お楽しみに。