カテゴリ「第33期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2020年7月 6日 (月)

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相矢倉の持久戦になりました。どちらもすぐには手を出せなそうです。仕掛けを考えるなら、先手は▲1七香としてから▲4五歩、後手は△9二香~△9一飛~△9五歩でしょうか。どちらも軽いジャブで、敵陣を少しへこますくらいできれば十分な成果の攻めでしょう。矢倉持久戦らしく、中盤もこってりした戦いになりそうです。

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(朝の高野五段)

本局の観戦記は読売新聞に掲載されます。観戦記者は相崎修司さんです。

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(7月6日の読売新聞では、竜王戦決勝トーナメントの特集が組まれている)

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(全出場者のインタビューで、両対局者のコメントも載せられている。練習将棋をよく指しており、手の内は分かっているとのこと)

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12時、この局面で梶浦六段が11分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲梶浦49分、△高野55分。昼食注文は梶浦六段が「チキンねぎ塩焼き弁当」(鳩やぐら)、高野五段はなし。対局は12時40分から再開されます。

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(記者が写真撮影に向かうと、ちょうど高野五段が席を立ったところだった)

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(昼食休憩中の盤面)

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◆高野 智史(たかの さとし)五段◆

1993年10月27日生まれ、埼玉県富士見市出身。木村一基王位門下。2015年、四段。2019年、五段。棋士番号は302。 棋戦優勝は1回。

竜王戦決勝トーナメントは今回、6組優勝して初出場。

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◆梶浦 宏孝(かじうら ひろたか)六段◆

1995年7月6日生まれ、東京都新宿区出身。鈴木大介九段門下。2015年、四段。2020年、六段。棋士番号は301。

竜王戦決勝トーナメントは2年連続、2回目の出場。前回は6組優勝、今回は5組優勝だった。

定刻の10時となり、対局開始されました。先手は梶浦六段です。

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(梶浦宏孝六段)

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(高野智史五段)

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(対局場は特別対局室。両者礼をして、対局が開始された)

第33期竜王戦(主催・読売新聞社、特別協賛・野村ホールディングス)は決勝トーナメントが開幕。開幕局は5組優勝・梶浦宏孝六段対6組優勝・高野智史五段戦です。対局は7月6日(月)に東京・将棋会館で行われます。対局開始は10時。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決められます。


本局の中継は棋譜・コメントを康太、ブログを独楽が担当いたします。よろしくお願いいたします。

【棋譜】

http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/33/ryuou202007060101.html