カテゴリ「第33期竜王戦挑決第2局」の記事 Feed

2020年8月25日 (火)

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▲5五歩△7四歩▲6八金右△4三金右で図。2時間ほどで4手しか指されませんでした。▲5五歩△7四歩は前向きな手、▲6八金右△4三金右は玉を固める手で双方とも方向性は同じです。手を出しにくいというのも同じでしょうか。ABEMAでは図で▲9八香も指摘されています。


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図の局面で丸山九段が長考中。後手がようやく入城したところです。1筋の位を主張にし、長期戦も辞さずの構え。後手番なので千日手でも構わない姿勢でしょう。先手はどこから仕掛けるか。攻めの主役である6六銀は後手玉から遠く、2九桂はまだ自陣で眠っています。


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13時40分ごろの局面。3筋や6筋で小競り合いがありましたが、本格的な開戦とはならず、現在はようやく端歩の交換が入ろうかというスローペースです。


Dsc_4280(昼食休憩明けの1枚)

今期七番勝負の日程はすでに発表されています。第3局は京都の仁和寺で行われます。真言宗御室派の総本山で、888年に創建された由緒あるお寺です。先日、ニコニコ生放送で「超リモート巡礼」が中継されました。御室成就山再整備の勧進のため、仁和寺の僧侶である大石哲玄さん、吉田正裕さんが、200キロ近くを8日間で巡礼する企画です。仏教や仁和寺に関する道中のお話しが楽しい中継でした。第3局の予習にタイムシフト視聴はいかがでしょうか。

【超リモート巡礼】
https://chokaigi.jp/2020summer/plan/junrei.html

【世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺 】
http://www.ninnaji.jp/

【御室ムスメ】
https://omuro88.com/

Dsc_4228(羽生九段は12時40分に戻ってきた。その後に丸山九段が入室)

Dsc_4237(羽生九段の手番。写真右は観戦記を執筆する小暮克洋さん)

Dsc_4259(丸山九段はこのように扇子を使って考えることが多い)

Dsc_4278(再開から5分しても指さず。羽生九段の考慮が続く)

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図の局面で昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から40分。消費時間は▲丸山37分、△羽生57分。昼食の注文は丸山九段が麻婆豆腐丼(紫金飯店)、羽生九段がチキンカツレツ弁当(鳩やぐら)。

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丸山九段は図の局面を経験しています。つい先日の8月7日、順位戦B級1組で相手は松尾歩八段でした。その前例は図から△4五銀でしたが、羽生九段は△3六歩と変化しました。


Dsc_4166(丸山九段は対局開始直前にメガネをかけた)