カテゴリ「第32期竜王戦七番勝負第5局」の記事 Feed

2019年12月 7日 (土)

19dec0660_2 図の局面で豊島名人が49分考えて12時30分となり、2日目の昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島6時間3分、△広瀬4時間27分。2日目の昼食注文はともに「うなとろ重」。豊島名人は「緑茶」も注文しました。対局は13時30分に再開されます。

19dec0660 図は広瀬竜王は△3三桂と跳ねた局面。糸谷八段は「▲6四歩で少し先手持ちに見えます」と話しており、以下△6五桂▲7四歩△同飛▲6五銀△同銀▲6三歩成△同金▲8三角△8四飛▲7二角成(参考図)と進んだ局面は金取りが受けにくそうと解説しました。

19dec0671

Photo_39 (控室で意見交換する鈴木九段と糸谷八段)

 

津和野は地酒作りのまちとしても全国的に有名で、無料試飲もでき、観光客にも好評です。ここでは2つの酒造店について紹介します。

16_2 (殿町通りにある「古橋酒造」。代表銘柄名は津和野地酒「初陣」)

10

12

(初陣は青野山の湧き水「天泉」を生かした地酒で、津和野産の酒米「佐香錦」を使用。また 「佐香錦」は心白もしっかりしており、良質の酒米である)

14(店の中には数々の酒蔵があった)

15 (出来上がったばかりの純米大吟醸「初陣」が参加者に振る舞われた)

19_2 (次に入った酒造店は「華泉酒造」。今期竜王戦記念として作られた純米大吟醸「竜王」も販売されていた)

17 (店内では酒造りの工程を店主が紹介してくれた)

18 (酒蔵のなかの製造途中の酒米。酒蔵に掛けられたはしご階段を登って最上段から撮影した)

 

JR津和野駅を降りてすぐのところに、SL機関車を見ることができました。

Photo_5 (SL機関車のモデル。このSLは昭和48年、現地最後のSL機関車として運転されたさよなら号として知られている)

Photo_37 (SLは昭和54年に復活。いまは年に数回(主に土日祝)、新山口-津和野間において運転されるとのこと)

Photo_38 

10時30分になって、現地大盤解説会が開始されました。

Photo_32 (10時40分ごろの現地大盤解説会場)

Photo_33 (藤原七段と里見女流四冠による大盤解説会)

Photo_35

Photo_34

Photo_36 (開始10分少々の時点で100人以上のファンが詰め掛けていた)

今回の竜王戦第5局では、「津和野のまちを棋士と歩くツアー」がイベントとして盛り込まれており、6日の13時から糸谷八段、里見女流四冠とともに参加募集した20人のファンが津和野めぐりを行いました。

Photo_62 (13時ごろの津和野の空。午前中のみぞれ模様が嘘のように晴れ渡った)

Photo_74 (参加者に挨拶する糸谷八段)

 

Photo_76 (「山陰の小京都」と呼ばれている津和野。棋士と行くまちめぐりがはじまった)

Photo (「津和野カトリック教会」。先月、38年ぶりのローマ教皇が来日した)

 Photo_4 (国の登録記念物に指定されている「椿氏庭園」。旧津和野藩の城下町において近代以降に完成した町家の庭園のひとつ。近世以来の香油・精蝋などの生業を受け継ぐ商家であり、その建築は嘉永6年(1853)の大火直後の改築によるものと見られ、庭園も同様の時期に作庭されたものと考えられる)

Photo_3 

Photo_29 (10時20分、控室にも対局者が注文したおやつが運ばれた)

Photo_30 (「久しぶりにりんごを食べるんですよね」と、鈴木九段)

Photo_31 (里見女流四冠は栗御門を口にし「すごく甘くておいしいです」と感想を述べた)