カテゴリ「第31期竜王戦七番勝負第5局」の記事 Feed

2018年12月 4日 (火)

対局場の「和倉温泉 加賀屋」は1906年創業の歴史ある旅館です。2018年の第43回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」では総合1位に輝きました。2016年まで、総合1位を36年連続で受賞した実績があります。

石川県ではこれまでに数多く竜王戦が開催されていますが、和倉温泉での対局は21年ぶり。1997年11月の第10期竜王戦七番勝負第4局は姉妹館の「あえの風」で行われました。谷川浩司竜王に真田圭一六段が挑戦(肩書は当時)、4勝0敗で谷川竜王が防衛を決めたシリーズです。

1981年10月には第29期王座戦決勝三番勝負第1局が加賀屋で行われ、大山康晴十五世名人と勝浦修九段(当時八段)が優勝を争いました。勝浦九段は広瀬八段の師匠です。

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10時、両対局者におやつが出されました。加賀屋オリジナルの和菓子「雪月花」に、羽生竜王はホットコーヒー、広瀬八段は抹茶を注文しています。「雪月花」はさつまいもを使った餡の入ったまんじゅう。コーヒーカップには加賀屋ロビーの天女絵が描かれています。

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8時43分、広瀬八段が入室。羽生竜王は8時50分に入室しました。多くのカメラが2人の動きを追います。羽生竜王が駒箱を開けて、対局の準備が始まりました。

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ニコニコ生放送

開始

 開場8時50分 開演9時

解説・聞き手

 神谷広志八段、山田久美女流四段

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AbemaTV

開始

 8時30分~19時

解説

 西尾明六段、伊藤真吾五段

聞き手

 鈴木環那女流二段、安食総子女流初段

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将棋プレミアム

開始

 8時50分 ※解説なし

2018年12月 3日 (月)

新聞解説の千葉七段に明日の展望について聞きました。第5局の先手は羽生竜王です。

「第4局まで角換わりが続きましたが、羽生さんはひとつのシリーズで同じ戦型を続けるイメージがあまりありません。なので、そろそろ何か出るのでは、と思っています。矢倉は主導権を握るのが難しいので、積極的にいくなら相掛かりがあるのでは。ひょっとしたら先手中飛車もあるかもしれません」

第1局、第2局は羽生竜王が連勝。そこから第3局、第4局と広瀬八段が連勝してこの第5局を迎えます。

「内容的には羽生さんが押していますが、流れや勢いは広瀬さんにある印象です。広瀬さんはほかの棋戦でも好成績を残していて調子がいい。羽生さんにとっては正念場の一局になると思います」

両対局者と関係者は、東京から新幹線で金沢駅に移動。バスに乗り換えて1時間半ほどで加賀屋に到着しました。17時30分ごろに検分が始まり、盤と駒や照明の具合を確認します。棋具は日本将棋連盟から運ばれたもので、駒は掬水師作、水無瀬書の盛上駒。特に問題はなく、検分は数分で終了しました。このあとは関係者のみの食事会が行われます。

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羽生善治竜王に広瀬章人八段が挑戦する第31期竜王戦七番勝負は、第4局を終えて両者2勝2敗のタイ。先にタイトルまであと1勝とするのはどちらか。第5局は12月4・5日(火・水)、石川県七尾市「和倉温泉 加賀屋」で行われます。

立会人は田中寅彦九段、新聞解説は千葉幸生七段、記録係は滝口勇作初段(石田和雄九段門下)。現地大盤解説会の解説は三枚堂達也六段、聞き手は頼本奈菜女流1級が務めます。

インターネット中継は棋譜・コメント入力を睡蓮、ブログを文が担当します。

【囲碁・将棋:竜王戦:カルチャー:読売新聞】
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