カテゴリ「第31期竜王戦七番勝負第1局」の記事 Feed

2018年10月11日 (木)

振り駒を行ったのは第22代文化庁長官の宮田亮平氏。羽生竜王の振り歩先であることを高橋二段が告げる。結果は歩が3枚で羽生竜王の先手に決まりました。

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Dsc_0304(パッと絹布の上に駒が舞った)

Dsc_0324(開始前、対局を見守る宮田氏)

宮田氏と羽生竜王は文化庁50周年記念対談を行いました。対談動画はTwitter【文化庁広報誌ぶんかる】でご覧になれます。

【文化庁広報誌ぶんかる】
https://twitter.com/prmag_bunka

宮田文化庁長官と羽生善治氏対談(ロングバージョン)
https://www.youtube.com/watch?v=iLPCMaVnXIA

対局開始から9時20分まで対局が公開されています。その間、報道陣にも舞台下からの撮影が許可されました。

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Dsc_0365(△8五歩(4手目)と飛車先を伸ばす広瀬八段)

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おはようございます。まもなく竜王戦第1局が開始されます。本日のスケジュールは下記の通りです。本日もよろしくお願いいたします。

9:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:30 昼食休憩
13:30 対局再開
15:00 午後のおやつ
18:00 18時に手番の棋士が封じ手を行う。封じ手時刻は未定

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本局の将棋プレミアムでの生中継は1日目は解説なし(無料配信)、2日目(無料配信)の解説は森下卓九段、聞き手は観戦記者の内田晶さんが務めます。

【将棋プレミアム 竜王戦第1局1日目】
http://www.igoshogi.net/shogipremium/live/live_info.html?live_id=9516a0ed6c97cb675838944d9478d0bc

【将棋プレミアム 竜王戦第1局2日目】
http://www.igoshogi.net/shogipremium/live/live_info.html?live_id=b85f19382811afa3b50738ac01491cec

本局のニコニコ生放送の1日目の解説は塚田泰明九段、聞き手は塚田恵梨花女流1級、2日目の解説は高橋道雄九段、聞き手は宮宗紫野女流二段が務めます。
【ニコニコ生放送 竜王戦第1局1日目】
http://live.nicovideo.jp/gate/lv315581388

【ニコニコ生放送 竜王戦第1局2日目】
http://live.nicovideo.jp/gate/lv315581511

本局のAbemaTVの1日目の解説は先崎学九段、高野秀行六段、聞き手は和田あき女流初段、山根ことみ女流初段。2日目の解説は郷田真隆九段、近藤正和六段、聞き手は本田小百合女流三段、塚田恵梨花女流1級が務めます。

【AbemaTV 竜王戦第1局1日目】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/BYye3SnJt4qXVZ

【AbemaTV 竜王戦第1局2日目】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/BYye5rthM2D38s




2018年10月10日 (水)

両対局者が退室すると、島九段と阿久津八段が第1局の見どころを解説しました。

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島 トッププレイヤーでは先手番の勝率が高くて、この前の王位戦七番勝負は先手の7勝0敗でした。

阿久津 全体の勝率は先手番のほうが高いイメージがありますし、竜王戦は2日制で持ち時間が長くて一度リードを奪うと逆転されにくいことを考えると、先手番が非常に大きいと思います。

島 羽生さんがすごいなと思うのは、先手有利という時代に振り駒がめちゃくちゃ強かったんですよ。先手がそれほどでもないという時代になると、羽生さんの振り駒も強くならなくなったんですよ。どこまでもすごいですよね。

阿久津 勝負強いということは、明日も先手番なんですかね(笑)

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島 広瀬さんが正統派の居飛車党に転向したので、以前の居飛車対振り飛車ではなくて、最先端の居飛車のぶつかり合いということになりますと、研究の精度に加えて、羽生さんの経験、そして広瀬さんの充実、甲乙つけがたいです。阿久津八段、最先端の解説をお願いしますね。

阿久津 最近は角換わりしか見ないので、振り駒に関係なく角換わりになるんじゃないかなと。それで淡々と4八金・2九飛型になって、そこからどういう工夫を出すかという展開になる予感がします。

島 竜王戦の初期のころは1日目はほとんど指し手が進まなかったのですが、渡辺さんが竜王戦に出るようになってから進行が速くなりました。1日目から戦ってくれますかね。

阿久津 実戦例が少ない将棋ならじっくり進むと思うのですが、角換わりのようなテーマ図がある将棋だと速いと思います。

Dsc_0228(前夜祭を締めくくったのは、森内俊之・日本将棋連盟専務理事)

竜王戦プレミアムをはじめとして、大盤解説会、動画中継などもありますので、それぞれの方に合った形でお楽しみいただければと思います。竜王戦の明日からの成功を祈念いたしまして、私からのあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

(書き起こし・紋蛇)

以上で本日の中継ブログの更新は終了いたします。明日からの第1局をどうぞお楽しみに。

花束を受け取った両対局者は、第1局に向けて決意を語りました。

Dsc_0164(まずはがっちりと握手で記念撮影に応じる)

Dsc_0178(羽生竜王)

セルリアンタワーに来て検分をし、前夜祭に出席しまして、明日から七番勝負が始まるんだと実感しています。始まる前は緊張感と不安と様々な気持ちがあるんですけど、本当に能舞台という伝統的で格式のある舞台を用意していただきまして、それにふさわしい将棋を指せたらよいなと思います。
今回のシリーズは全国各地を転戦し、由緒ある名所、名跡で対局することが決まっています。こういった舞台を用意してくださった皆様に感謝を申し上げたいと思います。私自身は一生懸命頑張って、みなさまに喜んでもらえるような将棋を指せるように力一杯尽くしていきたいと思います。

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(広瀬八段)

挑戦者になりました、広瀬章人です。私自身、タイトル戦の舞台が3年ぶりになりますが、多くの方と前夜祭を楽しみ、先ほどの検分に対局者としていることを思い出して、タイトル戦の挑戦者になったんだということをひしひしと感じております。対局場所は昨年に引き続いて能楽堂ということで、何ともいえない厳かな雰囲気を感じました。昨年に続いて公開対局ということで、私には初めてのことが多いのですが、その分だけ身を引き締めてよい将棋が指せればと思っています。
七番勝負はとても注目される舞台ということを重々、承知しているのですが、まずは私自身が力を出し切って、素晴らしいシリーズになるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(書き起こし・紋蛇)

Dsc_0128(ステージに登壇。左から羽生竜王、広瀬八段、島九段、阿久津八段、高見叡王、高橋二段)

Dsc_0139(竜王アカデミー受講生代表から花束が贈呈されました)

Dsc_0147(花束を手に記念撮影)