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2017年7月 4日 (火)

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18時40分、対局が再開されました。18時50分現在、佐藤九段は手を止めたままです。

形勢は、後手ペースではないかといわれています。手番は先手が握っているものの、うまい攻めがないと△8九馬や△6六馬で駒損を回復されるからです。現局面で▲2七香は△2二香で継続手が難しいようです。

201707041851(18時50分の対局室)

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18時0分、この局面で佐藤九段が35分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲佐藤3時間40分、△村山3時間14分。佐藤九段が「冷中華、餅1個」(ほそ島や)、村山七段が「チキンカツ定食、赤だし」(ふじもと)。対局は18時40分に再開されます。

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▲8五歩に対し、村山七段は52分の長考で△同銀。

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△9四銀かと思いきや、△8六同銀。以下▲同金△8四飛と進んでいます。

42_2▲7五銀には△4四飛と逃げて、次の△4七飛成と△7四歩の両狙いで勝負するのでしょうか。先手は歩切れですが、後手が銀損の代償を得るのも容易ではありません。村山七段の指し手に注目です。

Dsc_0363(朝の村山七段。銀損の攻めを繰り出した)

37△6五歩に対し、佐藤九段は▲8五歩! △同桂は▲8六歩の桂取り、△8五同銀は▲8六歩で銀を押し返す狙いがありそうですが、後手の攻めを呼び込むので、先手はかなり怖いです。村山七段が手を止めたまま、時刻は15時を過ぎました。

Dsc_0359

(朝の佐藤九段。康光流の強い受けを放った)