▲3六桂は△4五歩が厳しいので意外に思われていました。以下▲2四桂は△4六歩▲同歩に△2三銀(変化図)と進むと、先手は指す手が難しいという検討です。2四の桂取りが受けにくいですし、▲2五飛は△3六角の王手飛車があります。
実戦は△4五歩に▲5五銀△同歩▲2四桂と進みましたが、△5六歩や△2三銀で後手が優勢のようです。
カテゴリ「第30期竜王戦挑決第1局」の記事
2017年8月14日 (月)
後手持ちの形勢
深夜A時の検討
夕食休憩中の対局室
夕食休憩
深浦康市九段が控室へ
16時過ぎ、図の局面を迎えました。後手の松尾八段が▲3三歩成に△同金と応じたのです。自然な△3三同銀は▲2五飛と走られたときに飛車成りの先手になります。しかし、本譜は▲2五飛が先手になりません。控室で検討する飯島七段は「後手は角と銀桂の交換で駒損ですが、駒の働きの差が主張のような気がします。ただ、▲5六歩と突かれたらどうするのでしょう。△4五歩に▲5五銀がありますので」と解説しています。ニコニコ生放送の解説を担当する深浦康市九段が控室へ。継ぎ盤を見て「▲3三歩成に△同銀と解説しました。△3三同金は苦労すると思います。4三の地点が空いているので△2四金のような押さえ込む手が指しにくいですから」と話していました。実際の形勢が気になるところです。
【ニコニコ生放送】
夏の子ども教室
将棋ミステリー
羽生三冠の角切り
佐々木勇気六段が来訪
控室を佐々木勇気六段が来訪しました。今期の竜王戦は4組で優勝し、決勝トーナメントでは藤井聡太四段と阿久津主税八段に勝ちましたが、久保利明王将戦で敗退しました。佐々木勇六段は15時から将棋プレミアムの解説を担当します。
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