カテゴリ「第29期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2016年7月29日 (金)

第29期竜王戦(主催・読売新聞)は決勝トーナメントが進行中。
7月29日(金)10時から東京・将棋会館「特別対局室」で行われるのは、トーナメント準決勝、丸山忠久九段(1組優勝)-深浦康市九段(1組4位)戦。
先に挑戦者決定戦進出を決めている三浦弘行九段と戦うのは、丸山九段か深浦九段か。
持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定される。

中継は棋譜コメント入力が文、ブログを吟が担当する。どうぞよろしくお願いいたします。

【YOMIURI ONLINE】
http://www.yomiuri.co.jp/

2016年7月26日 (火)

Image_68

(強い踏み込みで優位を築いた三浦九段。最後は詰将棋のような詰みを見せた)

Image_63

Image_58

(久保九段は懸念の角をさばいたはずが、攻め合いで1手足りなかった)

Image_57

Image_62

(口頭で検討したあと、仕掛けた局面から並べなおす)

Image_64

Image_65

(感想戦は22時20分頃に終了した)

次回の中継は7月29日(金)、1組優勝の丸山忠久九段と1組4位の深浦康市九段の一戦です。

ご観戦ありがとうございました。

80

後手玉にも詰めろがかかりましたが、△2四玉と上がった形が広く、後手優勢がはっきりしてきたようです。しかし▲3六金と打つなど、先手も粘りの利く形です。

Dsc_0358

Dsc_0272

Dsc_0444

(21時30分頃の千駄ヶ谷)

66

三浦九段は踏み込み、詰む詰まないが大事な終盤となりました。先手玉は△3九銀▲1七玉で詰みませんが、後手玉も▲5五角△3三歩▲3二飛△1三玉でまだ詰みません。どちらも詰めろならかかりそうなので、手番を握る先手のゴールが速そうですが、▲5五角△3三歩▲3二飛△1三玉▲6三金の詰めろには△2三金と受けて、一手稼げるということでしょうか。

Dsc_0339

(三浦九段が踏み込む。勝ちを見切ったのか)

Dsc_0334(久保九段は手番を握っている)

59_2

夕食休憩明けからすぐに3手進みました。▲6七歩は、封じ込められていた7七角の道を開こうとした手です。後手の攻めを呼び込むことになりますが、△同歩成には▲5六角が好手。2枚の角で飛車を取りにいき、▲3二飛と打てれば先手の攻めが決まります。

△4二歩▲5三金の交換が入れば、そこで△6七歩成は有力です。そうなればどちらかが倒れるまでの、激しいたたき合いになる可能性があります。

Dsc_0347(久保九段は自陣に歩を打ち、攻めをつなげる)

Dsc_0356(三浦九段は押さえ込みか、誘いに応じての攻め合いを目指すか)

本局は将棋プレミアムで開始からライブ中継中です。決勝トーナメントの対局は全局中継予定です。

18時30分からは村中秀史六段による解説が行われます。

2016muranaka(村中秀史六段)

【将棋プレミアム:生中継】 ※ご覧になるには会員登録(有料)が必要です。
https://www.igoshogi.net/shogipremium/live/

56

18時、この局面で久保九段が20分使って夕食休憩に入りました。消費時間は、▲久保4時間2分、△三浦2時間52分。夕食注文は久保九段が「上天丼」(ほそ島や)。三浦九段が「ざるそば」(みろく庵)。対局は18時40分から再開されます。

Image_50_3(夕食休憩時の特別対局室)

Dsc_0427_3

(久保九段の側には残り時間を示す紙が置かれている。1時間を切ると出されて、×をつけていくことで残り時間を表す)