カテゴリ「第29期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2016年6月27日 (月)

6月25・26日(土・日)に第29回アマチュア竜王戦全国大会が行われ、渡辺誠さんが初優勝。当日は渡辺明竜王が審判長として対局の様子を見守りました。上位入賞者は来期竜王戦の出場権を得ます。

【第29回アマチュア竜王戦【開催速報】 | イベント|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟】
http://www.shogi.or.jp/topics/event/2016/06/29_10.html

黒沢怜生(くろさわ れお)五段は今期が2期目の竜王戦参加。前期は6組昇級者決定戦を勝ち進んで3位になり、5組に昇級しました。今期は5組ランキング戦で神谷広志八段、伊藤真吾五段、渡辺大夢四段、村田顕弘五段、先崎学九段を破って優勝。初の決勝トーナメント進出と4組昇級を決めました。振り飛車を得意にしています。

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本局の観戦記は木屋太二さんが担当します。今日の読売新聞朝刊には、5組ランキング戦決勝の先崎学九段-黒沢怜生五段戦が掲載中。こちらの執筆は相崎修司さんです。

竜王戦は読売新聞社が主催する棋戦。1988年、十段戦を発展的に解消して設立されました。優勝賞金は棋界最高の4200万円。十段戦の前身となる九段戦を含めると1950年から続いており、長い歴史を持ちます。全棋士と女流棋士4名、アマチュア5名が6組に分かれてトーナメント戦を行い、上位計11名による決勝トーナメントで挑戦者を決めます。七番勝負の勝者が竜王のタイトルを獲得。現在のタイトル保持者は渡辺明竜王です。

【ニュース速報:読売新聞(YOMIURI ONLINE)】
http://www.yomiuri.co.jp/

両対局者が駒を並べ終えると、振り駒が行われました。記録係が上位者である黒沢五段の歩を5枚取って振ります。結果は歩が4枚出て、黒沢五段の先手に決まりました。

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第29期竜王戦は、6月27日(月)に決勝トーナメントが開幕します。開幕を飾るのは黒沢怜生五段(5組優勝)と青嶋未来五段(6組優勝)の一戦。関東の若手同士が「竜王戦ドリーム」を目指して火花を散らします。対局は東京・将棋会館で10時開始。

本局は囲碁・将棋チャンネルの「将棋プレミアム」で生中継されます。18時30分からは大平武洋六段による解説が行われます。

インターネット中継は棋譜・コメント入力を独楽が、ブログを文が担当します。

【ニュース速報:読売新聞(YOMIURI ONLINE)】
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【第29期竜王戦 決勝トーナメント】
http://www.shogi.or.jp/kisen/ryuuou/29/hon.html

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(今日の東京は晴れ。夏らしい青空が広がっている)