ユネッサンの敷地に貴賓館や迎賓館があります。ともに国登録有形文化財建築物です。
貴賓館は箱根ホテル小涌園を経営する藤田観光の発祥の地といわれています。1918年（大正７年）に藤田平太郎（藤田観光などの前身である藤田組の社長を務めた）男爵の別邸として建てられました。
迎賓館は着工は慶応年間。1875年（明治８年）に完成。1953年に藤田観光が買い取り、現在の場所に移築しました。
貴賓館ではそば、迎賓館では鉄板焼を堪能できます。

（貴賓館）

（迎賓館）

箱根ホテル小涌園のロビーから見えるのは三井総本家の別荘庭園として大正3年（1914年）に造られた日本庭園が眼下に広がります。同じく、大正初期に開かれたつつじの名所として知られる「蓬莱園」を、平成27年4月に取得。隣接している「蓬莱園」へは、ホテル庭園から散策いただけます（ホテルのホームページから）。
庭園と蓬莱園はともに16000㎡あります。

（箱根ホテル小涌園に隣接する「ユネッサン」。温泉のテーマパークでワイン風呂やコーヒー風呂などが楽しめる。なお、「ユネッサン」の奥で工事しているのは、2017年春に開業予定の「天悠」。150の客室すべてに露天風呂がつく）

箱根ホテル小涌園は1959年開業。藤田観光が経営しています。国道１号沿いにあり、読売新聞が共催している東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）では、５区や６区の選手がホテルの横を走ります。小涌園は箱根駅伝の実況地点としても知られています。

（ホテル小涌園）

（国道１号の奥が小涌園。箱根駅伝の実況はこの写真の付近で行われる）

（小涌園のバス停がある）

15時50分ごろ、森内九段がニコニコ生放送に電話出演（ティロフォン）しました。

（森内九段は鈴木八段とともにニコニコ生放送を見ながら、田丸昇九段や山田久美女流四段と電話で話す）

本局は神奈川県箱根町「箱根ホテル小涌園」で指されています。神奈川県での竜王戦対局は今回で４局目。過去の対局を以下に紹介します（肩書は当時）。

第２期七番勝負第１局
川崎市「川崎市民プラザ」
▲島朗竜王○－●△羽生善治六段

第13期竜王戦第７局
秦野市「元湯　陣屋」
▲藤井猛竜王○－●△羽生善治五冠

第15期七番勝負第６局
秦野市「元湯　陣屋」
▲阿部隆七段●－○△羽生善治竜王

１日目午後のおやつは渡辺竜王がクラシックショコラとカフェラテ、丸山九段はガトーオペラとアイスティー。クラシックショコラとガトーオペラはホテルで作られており、ホテルのラウンジ「アゼリア」で販売されています。

（渡辺竜王のおやつ）

（クラシックショコラ）

（丸山九段のおやつ）

（ガトーオペラ）

図は39手目▲９八香まで。▲４五銀も示されていましたが、渡辺竜王は穴熊を目指しました。図で後手が△６五歩とすれば、▲同歩△同桂▲同銀△同銀▲６三歩△７二金▲６四桂△７三金▲６二歩成（参考図）という決戦が予想されます。
実戦は△４四銀と中央に二枚銀を並べて、厚くしつつ▲４五桂を先受けました。

（森内九段が第２局の封じ手封筒を記入する）

（鈴木八段）

（封じ手用封筒）

（13時30分、対局室に丸山九段が入る）

（丸山九段が△１五歩と指す）

（少しして、渡辺竜王が対局室に入る）

（渡辺竜王）