カテゴリ「第26期竜王戦決勝トーナメント」の記事
2013年7月19日 (金)
森内名人が勝利
▲羽生善治三冠-△森内俊之名人戦は森内名人が勝ち、挑戦者決定三番勝負進出を決めました。終局時刻は22時2分。消費時間は▲羽生4時間38分、△森内4時間43分(持ち時間、各5時間)。
▲羽生-△森内戦、「後手勝勢」との声
▲羽生-△森内戦、後手優勢か
【図】は20時半頃の局面。この△8八銀を▲同金と取ると、△同歩成が先手玉詰めろの状況。なので、そこで先手に何か決め手が必要なのだが検討しても思わしい手段が見つからない。
△8八銀を▲同金と取れないならば、▲6八玉と逃げてはどうだろうか。しかし、これには△8九銀不成▲8三歩に△2六角が攻防の好手になっている。5三の地点に利いているので、先手が単純に▲5三竜とはいけなくなり後手玉の安全度が相当に上がっているのだ。
さて、先手は困った状況。段々と「後手有利~優勢ではないか」といった声が棋士から聞こえ始めているが、羽生三冠はどのような手を読んでいるのだろうか。
▲羽生-△森内戦も、終盤戦へ
▲金井-△永瀬戦、感想戦終了
▲金井-△永瀬戦、終局直後
永瀬六段快勝
56手で永瀬六段が押し切った。終局は18時9分。夕食休憩に入る1分前の終局だった。消費時間は▲金井3時間58分、△永瀬2時間47分。