カテゴリ「第26期竜王戦七番勝負第5局」の記事 Feed

2013年11月28日 (木)

Ryuou20131128010163
前例の2局はいずれも▲8二角成と飛車を取っていたが森内名人は▲5七金と寄って後手の馬に働き掛けた。「森内さんは金を寄って馬が逃げてくれるなら金寄りが得だと判断したんですね。ただ△5七馬▲8二角成△4四歩もあり怖いところですよ。渡辺竜王は1時間は考えそうですね」と阿部隆八段。

Dsc_0306(ニコニコ生放送に電話出演。モニターを見つつ飯塚七段と話す阿部隆八段)

Ryuou20131128010162

△4三金引の局面で1日目の昼食休憩に入った。消費時間は▲森内名人1時間48分、△渡辺竜王1時間7分。対局は13時30分に再開される。

Dsc_0263001_2(渡辺竜王の昼食注文は地物ぶりの照り焼き御膳)

Dsc_0254(森内名人の注文はうな重)

Ryuou20131128010160_2

 

渡辺竜王が△4四同金と取った局面。第4局の森内名人は△4五馬と銀を取っていた。△4四同金の局面は前例が2局あり、そのうちの1局は昨年7月に大和証券杯で渡辺竜王が後手を持って戦ったものだ。

阿部隆八段は「この局面で休憩に入るでしょうね。森内さんは指さないでしょう。中盤がない将棋で一気に終盤になります。まず▲7一角と打つでしょう」と話す。

ニコニコ生放送の飯塚七段も「長考になりそうですね。いきなり終盤の解説になってしまいそうです」と話している。

Dsc_0239(前例の少ない形に。中盤をとびこえ激しい戦いが予想されている)