この局面で2日目の昼食休憩に入りました。消費時間は▲渡辺4時間7分、△丸山6時間54分。対局は13時30分に再開されます。
カテゴリ「第25期竜王戦七番勝負第2局」の記事 
2012年11月 1日 (木)
先手勝勢
局面は進み、61手目▲8二とまで進んだ。次に▲6五角の王手金取りがあり、これをまともに食らってはいけない。
控室では△2六飛や△2二玉といった手が挙げられているが、すぐに却下される。ついには先手勝勢の声も出始めた。
12時頃、局面が動く
12時頃、丸山九段の手が盤上に伸びて△6五金。この手は▲7三歩成△7六金▲8二とと単純に飛車の取り合いに持ち込まれて後手まずいといわれていた。後手玉が3二にいるため、▲6五角の王手金取りの筋が厳しく残る。
金沢城(2)
11時半頃の大盤解説会
金沢城(1)
決戦へ
図は△6六歩と打ち、丸山九段が攻勢に出たところ。ここから▲同飛△2七角▲7六飛△4九角成▲7四歩と、激しい攻め合いになりました。
ここから△6五桂とさばき、▲7三歩成△5八金と迫るのは、▲7九銀(参考A図)と引かれて玉を広くされてしまいます。
したがって後手は△6五金と打つ手が有力のようです。以下(1)▲7三歩成△7六金▲6五角△2二玉▲7六角でどうか。
△6五金には(2)▲2六飛と逃げ、△6六歩▲同歩△7六金(参考B図)と出させて受け切りを狙う手もあります。そこで▲7七銀引、もしくは▲7七銀上と駒をぶつけていきます。