（棋譜用紙。伊藤三段は昨日書き間違いをして、３枚とも書き直したそうだ）

（昨日封じ手記入に使われた部屋）

（対局室）

（まずは６本）

（対局規定を確認する淡路仁茂九段）

（淡路九段と記録係の伊藤和夫三段）

立会人の淡路仁茂九段の手に寄って封じ手が開封されました。封じ手、49手目は大方の予想通りの▲１一馬でした。


（封じ手を開ける淡路九段）

（渡辺竜王が▲1一馬を着手）

２日目のTwitter解説は西尾明六段です。
西尾六段は今期竜王戦３組で準優勝し、２組へ昇級しています。決勝の相手は昨日のTwitter解説を担当した佐藤天彦六段でした。

おはようございます。本日９時に封じ手が開封され、２日目が始まります。本日もよろしくお願いいたします。

（渡辺竜王は記録係の伊藤三段に「糊が手についてしまったので」と駒の片づけを依頼し、すぐに席を立った。信玄袋を手にする丸山九段）

（丸山九段も対局室を後にした）

（こうして封じ手時の盤面を撮影できることは珍しい）

（駒を片づける伊藤三段。渡辺竜王の席の座布団を外し、上座側から片づけていた）

（18時になり、渡辺竜王はすぐに49手目を封じる意思を示し、別室に移動した。丸山九段と淡路九段が待つ）

（戻ってきた渡辺竜王）

（封じ手にサインを入れる丸山九段）

（渡辺竜王が封じ手を淡路九段に手渡す）

18時になり、手番の渡辺竜王が49手目を封じることになりました。渡辺竜王はすぐに次の手を封じる意思を示しました。

（封じ手まであと20分。「もう対局室に入ったほうがええかな？　早い？　もうちょっと待ったほうがええか」。少々せっかちな？立会人の淡路九段）

「この封じ手が目に入らぬか！」

時刻は17時を回り、丸山九段が△３一玉と引いた局面です。消費時間に差がついていることもあって、渡辺竜王が考えています。


【佐藤天彦六段のTwitter解説】
ここで△３一玉ですか。引いたということは、▲５四歩△同歩▲３四歩の攻めは大丈夫ということなんですね。なるほど……。
普通に進めると、▲５四歩△同歩▲３四歩△同銀▲７一角。そこで△５五角は▲８二角成△２八角成▲７三馬（参考１図）で先手良し。次の▲７四馬が絶好です。


△５五角で△８四飛は▲４四角成△５五角▲同馬△同歩▲９五角（参考２図）で先手優勢。
因みに、▲５四歩に手抜かれる可能性のために、▲３四歩を先にするアヤもあるかもしれません。


（△３四同銀▲７一角に）△８四飛の変化は（▲４四角成△５五角に▲同馬ではなく）▲３四馬と銀を取られて５二の金取りになってしまうんですね。でも（▲７一角に対して）△９二飛は気が進まないんですが……。他になければ仕方がないんですけど。