カテゴリ「第23期竜王戦七番勝負第5局」の記事 Feed

2010年12月 2日 (木)

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(渡辺竜王は木の葉丼)

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(木の葉丼は、親子丼の鶏肉が蒲鉾になっているもの)

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(羽生名人は肉そば。ゆでたてを出すため、旅館の皆様も裏手で奮闘していた)

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(食後に出される和菓子。甘いものは、脳をフル稼働する棋士たちの心強い味方となる)

(烏)

Ryuou2010120159 長い駒組みが続いていましたが、渡辺竜王が決戦に向けて▲9七角と出ました。決戦前夜の局面で羽生名人が長考、そのまま昼食休憩時刻の12時30分となりました。腹が減っては戦はできぬ、といったところでしょうか。消費時間はともに5時間27分。

(銀杏)

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□古総湯とは
明治時代の総湯を忠実に復元。外観や内装だけでなく、入浴方法など当時の雰囲気を味わいながら、山代温泉の歴史や文化を体験できる。浴室の床や壁には九谷焼のタイルが使われている。

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(烏)

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「この後、どういう狙いなのか分からないなぁ。▲7七銀~▲6六銀とすると、△7六飛が金取りです。▲6九玉は攻め駒に近づくし…」と阿久津七段。

「こうなると、3八金はあまり意味がないなぁ」と田中九段。このような進行になると、3八金が守っている3七や4七の地点を、羽生が攻める気配はまったくしない。ただ、▲4八金と寄せても、先手陣はあまり堅くならないという。

BS中継解説の杉本七段が控え室へ「次に▲7七金!と上がるんですかね。次に▲6六歩~▲6七銀とゆっくりゆっくり指すのですが」。

「▲6八銀は基本ですね。さあここですね、羽生名人は。△7三桂は局面を窮屈にさせると見ている節がありますね。あくまで待機、もう1手指させたい気もします。△5二金でしょうか」(阿部八段)

(55手目棋譜コメントより)

(烏)