カテゴリ「第20期竜王戦七番勝負第4局」の記事
衛星放送
対局開始の9時から衛星第2放送の竜王戦中継が始まっています。
解説は中村修八段、聞き手は中倉彰子女流初段、司会は村上信夫アナウンサーです。今回の放送は10時まで。今後の放送は18時00分~18時30分、11月22日の9時00分~10時00分~18時00分~18時45分、ダイジェストが11月23日の0時40分~0時55分です。
(右から、解説の中村修八段、聞き手の中倉彰子女流初段、司会の村上信夫アナウンサー、写真はリハーサルの風景)
対局前日に両対局者に行われたインタビューが放送されていました。渡辺竜王が「このシリーズは自分の将棋が指せています。作戦は佐藤さんが決めてくることになっています」。村上アナウンサーの鋭い質問に佐藤二冠が「2局目は拾わせてもらいました。不調不調とはいわれますが、実力が足りないのです」と笑顔で応じ、話題になりました。
(桜木)
朝の対局室 開始直前
対局開始写真 2
対局開始写真 1
1手損角換わりに
佐藤二冠、切り札を出す
対局開始
佐藤二冠は定刻の8分ほど前に入室。2分ほど後に渡辺竜王が入室しました。渡辺竜王が駒箱を開け、駒を並べました。藤井立会人の「定刻となりました」という合図の後、一呼吸置いて指された渡辺竜王の初手は▲7六歩でした。その後取材陣が退出。第4局の戦いが始まりました。
(桜木)
佐藤二冠の2手目の傾向
佐藤二冠が後手番で初手に▲7六歩とされた場合
2004年度は
△8四歩が9局
△3四歩が8局
と△8四歩の方が多かったが、2005年度以降
2005年度の後手番24局中
△8四歩が7局
△3四歩が16局で6勝10敗。
△3二金が1局
2006年度は後手番38局中、
△3四歩を32局指し、18勝13敗1千日手。
△8四歩が0勝3敗。
△3二金が1勝1敗
今年度は後手番18局中
△3四歩を16局指し、9勝7敗。
△8四歩は2局指して1勝1敗。
と2手目△3四歩派に転向している。
作戦はゴキゲン中飛車や相振り飛車、1手損角換わりなどが多い。
2手目△3四歩は自分で作戦を決められる意味があり、
それがここ数年の自由奔放な佐藤将棋にマッチしているのだろう。
(銀杏)