カテゴリ「第20期竜王戦七番勝負第4局」の記事 Feed

2007年11月22日 (木)

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(再開時刻の13時30分には両者席に着いていた。外は快晴で対局室には光が差し込んでいる。この後、障子が閉められた)

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(じっと考慮に沈む両者)

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(佐藤二冠は△7二金を着手)

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(盤上に集中する渡辺竜王)

(桜木)

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昼食休憩が終わる直前、13時28分ころに渡辺竜王、佐藤二冠が続けて入室しました。13時30分、再開を告げられてすぐに佐藤二冠は△7二金を着手しました。しばらくして渡辺竜王は▲8六歩。現在53手目まで進んでいます。

(桜木)

▲3四角の局面で昼食休憩になりました。
消費時間は渡辺竜王5時間38分、佐藤二冠5時間27分。

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(昼食休憩時の盤面)

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(タイトル戦で使われる駒だけあって、見事な品)

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(本日の嬉野市は快晴。対局室に光が差し込む)

(銀杏)

対局場の「和多屋別荘」では、大盤解説会が行われています。10時半からは藤井猛九段と中倉彰子女流初段です。

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(藤井九段)

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(中倉女流初段)

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(会場には多くのお客さんが)

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(大盤解説会場の「コットンクラブ」)

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(会場へはこちらから!)

(桜木)

佐藤二冠の△5四角に対し、渡辺竜王も▲6七角と筋違い角を打って▲3四角を狙いました。

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△6五歩が有力ですが、▲同歩△同角▲3四角でシックリした手がないと豊川六段。▲3四角の局面は先手に▲7八角~▲3五歩~▲3四歩の自然な攻めが狙えるのに対し、後手の駒(4四銀と3三桂)の働きが悪いようです。

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(勝負どころを迎え、両者前傾姿勢で考えている)

(銀杏)

2日目の朝食は両対局者とも和懐石を自室でとりました。渡辺竜王はしっかり食べたそうですが、佐藤二冠はあまり食欲がなかったそうです。
メニューは下記でした。

・温泉湯豆腐
・フルーツの盛り合わせ
・ひらすの西京焼き
・ほうれん草のおひたし
・温泉たまご
・板わさ
・煮物
・漬け物
・佐賀のり
・しめじと豆腐のみそ汁

(桜木)

10時に対局室におやつが運ばれました。渡辺竜王がアイスコーヒー、佐藤二冠はホットコーヒーとフルーツの盛り合わせでした。このメニューは2人の定番で、特別注文がない場合はこれと決まっているそうです。

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(渡辺竜王。アイスコーヒー)

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(佐藤二冠。ホットコーヒーとフルーツの盛り合わせ(イチゴ、キウイ、グレープフルーツ、メロン)とお茶

(桜木)

佐藤二冠が長考の末に攻防の角を打ちました。
3六と7六の歩を狙い、積極的に動くつもりでしょう。

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「これで、佐藤二冠のハラが決まりました。この陣形のままで指すつもりです」と豊川六段

(銀杏)