カテゴリ「第20期竜王戦七番勝負第3局」の記事 Feed

2007年11月14日 (水)

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10時を過ぎました。衛星放送の中継が終わり、BS解説の森内名人、聞き手の山田女流三段らも控え室を訪れています。次の放送は18時~18時45分、24時40分~24時55分の予定です。
局面は佐藤二冠が▲1六歩と受けたところまで。まだ実戦例がある局面です。

(桜木)

2日目午前のおやつが対局室に運ばれました。渡辺竜王はアイスコーヒー。佐藤二冠はホットコーヒーとフルーツの盛り合わせ(イチゴ、カキ、キウイ、グレープフルーツ、メロン)。1日目の午前と同じ注文でした。

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(フルーツ盛り合わせ。同じ注文でも盛りつけとお皿が変えてある)

(桜木)

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(渡辺竜王。記録の田嶋三段の読み上げにあわせて1日目の指し手を再現する)

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(佐藤二冠。2日間の朝は、カメラマンには着手シーンが撮影できる数少ない機会)

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(立会人の島八段が封じ手を開封)

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(佐藤二冠は読み上げられた▲3九玉をすぐに着手した)

(桜木)

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(「おはようございます」とあいさつをしつつ、対局室に向かう佐藤二冠)

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(2分ほどあとに、渡辺竜王が入室する)

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(1枚1枚、同じ速さで駒を並べる)

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(余り歩は2枚。渡辺竜王が駒箱に戻す)

(桜木)

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佐藤二冠は8時52分ころ、渡辺竜王は8時54分ころに対局室に入室しました。上座の渡辺竜王が駒箱を開けました。駒を並べ終えた後、田嶋三段の読み上げで1日目の指し手を再現し、現在の局面まで進めます。その後、島八段が「封じ手」の封筒にはさみを入れて開封しました。島八段に読み上げられた封じ手は「▲3九玉」でした。その後、カメラマンら報道関係者が退出し、2日目の戦いが始まりました。
控え室では衛星第2放送の竜王戦中継を見ています。朝の放送は9時から10時まで、1時間です。

(桜木)

2007年11月13日 (火)

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(1日目までの棋譜。42手目△7二金まで)

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(封じ手は2通。島、中座両立会人が1通ずつ預かり、明朝まで大切に保管する)

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「封じ手の写真を撮らせてもらえますか」と記者がお願いしたら、島八段は「はい、どうぞ」とポーズを取ってくれた。

夕食は19時から。両対局者とも関係者と一緒に洋食の夕食をとる予定です。明日は9時から対局が再開されます。

(桜木)

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(封じ手の儀式が一通り終了し駒を片づける。上位者が駒をすべてしまうのが慣例)

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(最後に一礼。1日目が終了した)

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(ここまでの棋譜を手に取り、じっと確認する佐藤二冠)

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(本日使われた盤と駒。丁寧にしまわれた)

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(記録の田嶋尉三段がひとり残り棋譜を書く)

(桜木)

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(封じ手時刻は18時1分。手番の佐藤二冠が別室で指し手を記入する間、渡辺竜王が待つ)

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(封じ手の局面を前に首を傾げる竜王)

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(佐藤二冠が隣室から戻る)

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(封の部分に2カ所にサインをする)

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(島立会人が佐藤二冠に封じ手を渡す。この場面は撮影用にゆっくり行われた)

(桜木)

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定刻を1分ほど過ぎたところで、佐藤二冠が封じ手の意思表示をしました。ここまでの消費時間は佐藤3時間56分、渡辺3時間40分。

自然な手としては▲4六歩や▲3九玉。積極的に指すなら▲9七角や▲8六飛が考えられそうです。

(烏)